main storyⅠ
～弥子の独り言～ 03
『３分クッキング』は刑事さん達用の着メロ。ちなみにネウロからのは個別設定してるんだけど、何かはナイショ。
とにかく、それで、場の空気がいっぺんに変わったのを感じた。
笹塚さん、心配してくれてたみたいで、ワザワザ電話くれるなんて、いい人だなぁ。
今度何か差し入れするからっていうんで喜んでたら、
急に、
ホントに急に…
ぞわぞわぞわ…って感覚に襲われて、とっさにネウロに抗議した。
でもおかしかったんだ。
ネウロに触られるのはいつものことで(ほとんど乱暴だけど)抱えられて移動することもあったのに、その時だけは。
ネウロは片手で私を抱き上げてたのを、両手でに戻すつもりだったらしい。
ネウロの言うとおり、何もしていない。
くすぐったいとは微妙に違う感覚は……そうだ、その前にネウロとおでこくっつけたときの感覚によく似てた。今思うと。
……よくわからないから、もうコレを考えるのはよそう……
電話を切ったら、ネウロはいかにもいつものネウロらしい顔に戻ってて、下に降ろされる。
足痛いのに！…て思って構えてたのに、全然痛くなかったのには、スッゴくびっくりしたんだよ。
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