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〜吾代受難再び〜 02
化け物が椅子に座り、探偵をその膝に座らせて…デスクに隠れて見えなかったが、確実に探偵の体…脚のどっかに触りながら、もう片方の手で顎を押さえて後ろから…
…キ…キスしてる場面を、ドアを開けていきなり見ちまうなんて、誰が想像するよ!?
探偵と秘書は、ものすごいリアクションで驚く。そりゃまぁそーだろ。
てゆーか、秘書!オメーはこの光景を見てたのかよ!
羨ま…いやいや…
「ごっごご…!
吾代さん!!
……コンニチハ……」
しどろもどろなとりあえずの挨拶は、まぁ可愛くなくもねぇと思う。
きっと探偵は悪くねぇんだろーし。たぶんだが。
一方の化け物は、このまま俺を殺す気か?…くらいの、ものすごい視線で睨み付けやがる。
「…吾代…
貴様……」
凄みを効かせて呟く。
ふざけんな!!
そんなに見られたく…邪魔されたくなかったんなら、鍵きっちりかけとけや!
目撃したのが俺だったから、まだしも幸いだったと思いやがれや!! このドスケベが…!
探偵はそそくさと化け物から離れる。
よくよく見れば、探偵のシャツのボタンはずいぶん外れ…外されてて、それを胸元でかきあわせてる…
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