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〜秘書の助手観察記〜 15
いえいえ、間違ってないよ弥子ちゃん。少なくとも、私に遠慮してもらっちゃ見る楽しみがなくなって面白くな…
…いえいえ…
ともかく、私に遠慮する必要なんて、これっぽっちもないんですよ!
ネウロ様の方が正しいです、ええ!
でも、多感なお年頃の弥子ちゃんには、見られるなんて恥ずかしくて慣れる筈のないことなのは、至極当然でしょうしね…
私も女です。もちろん、わかります!
『減るものでもなし』
というネウロ様の言葉には、良くいえばおおらか、鷹揚。悪くいえばデリカシーのなさが伺えますし…
弥子ちゃんは少し泣きそうな顔になって、
「いやっ、ホントッ勘弁してネウロ!」
必死に懇願します。
普段、ドSなネウロ様にどんなに虐待されて追い詰められても、こんな声音でお願いなんかしないのだけれど、さすがに、ただのドSプレイと、こと乙女の羞恥心に関わるのでは、違うんですね。
『ただのドSプレイ』って言い方も、改めて考えれば、おかしな話なんですが……
…やっぱり、見られても構わないと思ってるネウロ様と、見たくてたまらない私が、ヘンなのかなぁ…
…ヘン、なんだろう…なぁ…
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