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〜秘書の助手観察記〜 07
そういえば、弥子ちゃんは、おやつ食べ終わった時とか、よくリップ塗ってたっけ。女の子のすることとしてはごく自然なことだから、気にもしなかったけど、思い出してみれば最近、それが頻繁だったなぁ…
ネウロ様の立場になってみると、キスすることを考えて唇のケアをする弥子ちゃんは、可愛くてしかたないのかも、しれませんよね。
「…んじゃ、遅くなったこと許してくれる?」
あれ?話の脈絡がなってないぞ…?
ワザワザこんなタイミングで言うってことは…痺れを切らしたネウロ様が弥子ちゃんを呼び出したんだな…十分考えられることでは、ありますが。
「…それとこれは別問題であろう」
「ちぇ」
そして、やっぱり怒っていたのですね…
でもそんな、甘えた可愛らしい声を出されては、
「…が、もう、どうでも良かろうな」
許すしかありませんよね?ネウロ様(笑)
「ときにヤコよ」
「ん?」
「事務所宛ての封書は回収してきたろうな」
ネウロ様まで、脈絡のないことを言い出してます。離れてこっそり見ている私にも、雰囲気というよりか、ムード…が変わったのがわかります。
なぁんだ…ここまで、かぁ…
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