[携帯モード] [URL送信]

main storyT
〜秘書の助手観察記〜 07

 そういえば、弥子ちゃんは、おやつ食べ終わった時とか、よくリップ塗ってたっけ。女の子のすることとしてはごく自然なことだから、気にもしなかったけど、思い出してみれば最近、それが頻繁だったなぁ…

 ネウロ様の立場になってみると、キスすることを考えて唇のケアをする弥子ちゃんは、可愛くてしかたないのかも、しれませんよね。



「…んじゃ、遅くなったこと許してくれる?」

 あれ?話の脈絡がなってないぞ…?


 ワザワザこんなタイミングで言うってことは…痺れを切らしたネウロ様が弥子ちゃんを呼び出したんだな…十分考えられることでは、ありますが。

「…それとこれは別問題であろう」
「ちぇ」
 そして、やっぱり怒っていたのですね…

 でもそんな、甘えた可愛らしい声を出されては、
「…が、もう、どうでも良かろうな」
 許すしかありませんよね?ネウロ様(笑)



「ときにヤコよ」
「ん?」
「事務所宛ての封書は回収してきたろうな」

 ネウロ様まで、脈絡のないことを言い出してます。離れてこっそり見ている私にも、雰囲気というよりか、ムード…が変わったのがわかります。


 なぁんだ…ここまで、かぁ…




.

[*前P][次P#]

第3回BLove小説漫画コンテスト開催中
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!