[携帯モード] [URL送信]

main storyT
〜秘書の助手観察記〜 06

 ネウロ様はそのままキスに移行した模様です。

 ソファの背もたれが邪魔で、私からはよく見えないのが残念なんですが……

 弥子ちゃんが、腕を差しのばしてネウロ様を抱きしめたのが…ネウロ様からのキスを受け入れる仕草をしたのが、背もたれ越しに見えました。

 弥子ちゃんも、素直じゃないなぁ…
 ま、本気で言ったワケじゃないんでしょうけどね。



「…やはり…妙な膜などない方が、良い」

 ……膜……?

 目が覚めるまでの会話がわからない私には、それが何をさすのか、わかりません。
 この雰囲気からして、色めいた話題であることだけは明らかなんですけれど……

「…そ…」
 弥子ちゃんは短く返します。

「…だが、その膜に護られたのであれば、それもそれで悪くはないな…」

 ん…?
 これって、リップとか口紅のことを言っているのかな…?


 そんなの、女の子の常識だと思うんだけど……

 キスするよーな関係に発展しちゃうと、そーゆーのも気にするのかな?ネウロ様は…
 もちろん、弥子ちゃんも……

 ま、確かに、間違いなく感覚が敏感なネウロ様にとって、リップの感触は…邪魔でしかないのかも……




.

[*前P][次P#]

第3回BLove小説漫画コンテスト開催中
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!