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〜秘書の助手観察記〜 05

「あーもう!
 そんなにめんどくさいならいい!もう触んないで!」

 弥子ちゃんの甲高い声に目を覚まして壁紙から這い出てみれば、まあなんと!ちょうどネウロ様が弥子ちゃんをソファに押し倒しているところでした。

 しっかりばっちり見てしまいましたよ…!


 全くもう、ネウロ様ったら、次第に大胆になってくるんですから……

 といっても、ネウロ様はあまり…少なくとも私の目の届くところで弥子ちゃんにキスとかセクハラを、それほどするわけではないんですが、ね。
 あくまでも、それほど、ですが。…ホントですよ!

 だけど、その一回一回が、だんだん大胆になってきているような気がするんです…

 見ていて本当に楽しいで…いえいえ、これからますます大胆になるのなら、私はいったいどうしたらいいんですか!(笑)


「ヤコがそういうのならば、我が輩はそれでも構わんが…
 ……それでいいのか?」
 ネウロ様は仰います。

 うわぁ…何気にすごいこと言ってます!

『それでいいのか…?』
 …って、遠回しに、
『それは我が輩は嫌だぞ』
 って言ってるようなものですよ…!

 なんとも姑息な言い回しではないですか…!!



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