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〜探偵の助手観察記〜 01
全くもう!
『好きにしろ』って言っといて、いったいこれはどーゆーことなのよ!
最近少し優しくなってきたなー…って思ってたけど、やっぱネウロはネウロなんだな……
…叶絵と楽しく放課後の女子高生ライフを満喫してた私は、ネウロに呼び出されて事務所に戻った。
幸いというか、電話きた時ちょうどパフェを食べ終えてたから、良かったけどさ。
確かに、
『時と場合を選ばんのが“謎”であり我が輩の食欲だ』
だよね、全くその通りだわ…
…なんて、あたしは走りながら考えてたんだよね。
持久力絶対ついたよな。冬のマラソンはいけるかも…とも、思いながら。
…なのに…
「ただいまっ!」
息急き切って事務所のドアを開ければ、ネウロは、ソファにふんぞり返って、
「遅い」
と、いつもの一言。
「ごめんごめん!
…それで『謎』は?」
ネウロは顔を背けた。
…あ…
何か、いや〜な予感…
「……知らん」
やっぱりいいぃぃ…!?
「…ッ!ひどいよネウロ!
せっかく久しぶりに叶絵と遊んでたのにさ!『謎』なんかないのにあたしを急かす必要なんか、全っ然ないじゃない!」
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