main storyT 〜あかね驚愕〜 05 私、いつだったか、唇は大切だから…と、教えて差し上げた記憶があるんです。 そして…ネウロ様は、時期を待っても、いらっしゃるんですね…… そういえば一度、そんなことを弥子ちゃんに仰ってましたもんね。 お2人がまだそんな関係じゃなくて、私は安堵してしまいました。キスまでしてなかったのはさすがに想定外でしたが。 見ているとあまりにも面白いから…といったら、失礼かもですが…ね…… 世間一般的には、こんなのないかもしれませんが…魔人様と女の子のカップルでは、さもありなん…なのかも、しれません…… 『弥子ちゃん!頑張って!』 「…いきなりどしたの? んで、あたしが何を頑張るのあかねちゃん」 『ネウロ様をもっと困らせちゃいなよ!』 「あのネウロが困るコトがわかるんだったら、とっくにやってる…て、もっと…って?」 弥子ちゃんもホント、わかってないなぁ…… 「…けど、あかねちゃんもアレね、けっこー悪趣味だよね」 弥子ちゃんは可愛らしく笑いました。 だって、歩みを見るのって、楽しいですもの。 …弥子ちゃんの言うとおり、悪趣味なのかも、わかりませんけどね… . [*前P] |