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〜あかね驚愕〜 01

 慌ただしくネウロ様は行ってしまわれ、私はドキドキがおさまらないまま、こちらに背を向けるソファの弥子ちゃんを見ました。

 あれって……

 弥子ちゃんとネウロ様が仲良く(?)くっついているのは、もう慣れっこなんですが、あんなにどぎついコトははじめてで、びっくりするしかありません。

 やっぱり、ネウロ様が昨日弥子ちゃんの元に行かれてから何かあったんだと思わざるを得ませんよ。

 …すごくドキドキします…


 トントン…と、私はネウロ様から頂いた髪留めで壁を叩いて、弥子ちゃんを呼びました。

「なーに?あかねちゃん」

 ちょっとうわずった、そしてちょっとかすれたような、いつもとは違う弥子ちゃんの声。
 たった一言なのに、同じ女の私でも、聞いたら何だかドキッとしちゃいます。

 …あぁなるほど…ネウロ様でなくても、これは参っちゃうかもしれません…

 ていうか、この声はネウロ様のせいなんですよね!


『まだ熱があるの…?』

 とりあえず私は、ほんとに聞きたいことは心の隅に押しやって、問いかけました。

「うん、まだ。微熱だけどね」

 …あとで生姜入りのお茶を入れてあげよう…と、私は思いました。



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あきゅろす。
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