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東方封魔伝
雲井 清奈(始章)

名前・・・雲井 清奈
性別・・・女性
年齢・・・16歳(始章時 誕生日は4月なので実質17歳)
身長・・・156cm
能力・・・始章ではまだ発現していない



封魔伝本編における主人公に位置づけられる人物。
物語開始時点では16歳だが誕生日をすぐ後に控えているので事実上の17歳とも言える。

性格は周囲から見る限りでは温厚で人付き合いもよく感じるが、その実かなり激情家な一面も持ち合わせている。
また、家庭環境から人間関係にはシビアな面を持ち、他人との距離を測るのが上手く、冷静な判断力と合わせて人身掌握力に優れるという表には出ない技能を有する。
大人に利用される事もしばしばであり、彼女の家族のせいで身についたと考えるとその胸中は複雑ではあるが当の本人はその事実を自身の克己心に変えることで乗り越えようとしている。

生まれは彼女の生家があり、ずっと育ってきた七山村。
古くから多くの武術家を輩出し、名将の元には必ずといってよいほどこの村出身の武士がいたといわれ歴史的に有名な土地である。その歴史はさかのぼれば600年は下らないと噂される。
武道に精通した家と地域の古道宗教が密接な関係を持っていたためほとんどの武士は独特の雰囲気や死生観を持っていたといわれ、文献では「祖霊の加護を受けているのではないか」とも記述されたことがあるそうな。

現代でもその仕組みは変わっておらず、武家の名門として唯一残っている雲井家は地域の神社を預かる神代家と深い関係を持ち、それは彼女も例外ではない。
女系の家柄である雲井家前当主は清奈の母(美奈)。その実の娘であることから仮であるが次期当主の座に据えられており、神代家と将来的には婚礼を交わす取り決めもなされている。それゆえ、神代の巫女とも呼ばれたりする。
しかしながら、彼女の立場は母の行方不明というイレギュラーによる仮措置であるため確実なものではなく、雲井家傍系の家は彼女の座を常に狙っている。彼女の幻想郷入りの発端となったのはおそらく彼らの度重なる嫌がらせによるものだろう と事実を知る者は後に語っている。


劇中では語られる事の少なかった父親は空軍のパイロット。
同郷の出身であり、彼自身も優れた武術家(得意としているのは柔道)である。
年齢が一つ下の香奈に惚れ、後に結婚に至るが軍属であるが故に長期的に家を空けてしまう為清奈と過ごした時間は母と同じか、それより短いといえる。
気さくな人柄と体格の良さから周囲の受けがよく、同僚からの信頼は厚い。
家に帰る度に食べきれないほど大量のお土産を買い込むことで清奈からはしょっちゅう怒られ、帰郷の名物として語り草になっているのは親子関係の良き証か。

実家に娘一人を残す事を非常に心配しており、自身の旧友である常田家に清奈の面倒をお願いした張本人。母とも既知の間柄であったため両家の関係は良好で快諾してくれたこともあって、今では若干気楽に家を空けれるらしいがそれでもやっぱり心配性は治らないそうだ。
実家に滞在できるのは一度におよそ数日程度のものであるが、そのたびに彼女に父親として、また一端の武道家としてサバイバル術をはじめとする多くの技術を授けている。これは後に清奈が彼女に定められた運命とは違う選択をした時のための彼なりにできる一種の保険である。不器用な彼が自身の宿命を捨て軍に逃げた中で見つけ出した彼なりの答えであるのかもしれない。



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あきゅろす。
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