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誰そ彼の鬼 脇役妖怪その壱 不定期に増殖中。 ひき【蟇】 蛙の姿をした妖怪。 珀斗に思わずうっかり「天珠香」の存在教えちゃった妖(ひと)。 後に座敷童子にこってりみっちり叱られました。 大きさは成人男性の拳一個半ぐらい。 かわひめ【川姫】 川に住む妖怪 水辺に来た男を誘惑して精気を吸っちゃったりする。 珀斗から「何とも妖怪らしい」と評されている。 無くした勾玉を珀斗が拾ってくれてからは、珀斗になついた。 曰く「珀ちゃんは可愛いからオールオッケー」らしい。 あさぎり【朝霧】 猫股。 猫が百歳を超えると為るという妖怪。 御年、約四百歳。因みに雌。 元々は遊廓で飼われており、ゆえに一人称は「わちき」。 関西弁擬きの口調で喋る。 宵闇とはまあ旧知の仲。 御役の事情をそこはかとなく知っている。 着物に上から羽織を着て提灯を持つのが何時ものスタイル。 珀斗をいたく気に入ったもよう。 しのがき【篠垣】 狗賓(ぐひん)。 犬の口を持ち、身体全体が狼の姿をした天狗の一種。 天狗としての格は低く、言わば下っぱ。 宵闇を「親分」と呼び己をその一番子分だと信じて疑わない。 宵闇の神経を無意識に逆撫でするのが得意。 良くわからないくせに英語を使ったりするがそれがまた聞く者を苛つかせている。 情報通。 ほおずき【鬼燈】 精霊。 一人称は私＝B 燃えるような赤銅の髪に、真っ黒な外套のようなものを着た男の姿をしている。 精悍な顔付きをしており、宵闇とはまた種類が別の美形。 宵闇の昔ながらの友人。宵闇のことを一番知っているのは彼かもしれない。 妖怪ではなく精霊なので、摂取物は精気。 雑食なので、不味くなければどんな精気でも摂取可能らしい。 何の精霊かという問いは、本人自身が忘れてしまったので迷宮入りである。 気さくな性格をしており、性状はおおらか。 戦闘能力は皆無に等しいが、逃げ足だけは他に追随を許さない。ということになっている。 ぬらりひょん【ぬらりひょん】 翁の姿をした妖怪。 忙しい時に呑気に茶を飲んでいるだけの妖怪で、人間に害はない。 いつの間にか現れていつの間にか消える。 妖怪の主と謂われているが、その詳細は定かではない。 ぬえ【鵺】 尾は蛇、四肢は虎の妖怪。 その鳴き声は虎鶫という鳥と良く似ている。 利口で冷静沈着で、あまり世の中に興味を持たずに静観し続けて来た。無頓着。 人の形をとることが出来、そこそこの力を持っているが、敵わない相手には刃向かわない。 暇つぶしに巷で噂の珀斗を見学しようと足を運ぶ。 ［退］［進］ [戻る]  |