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NOVEL
そんなブレイクな関係(ギャグ/ブレイク組/※豪炎寺が電波)
はっきりと言っておく。
会話のキャッチボールにも流れが存在するだろう?
そんな流れを読めない、それがいわゆるKYだな?
何が言いたいのかと言うと、この日この瞬間のこいつ――豪炎寺の発言はまさにそれだった、ということだ。

「俺は円堂が好きだ。」

「……そうか。」

言葉の少ないクールな男だと思っていたら何だこいつ、と思っても鬼道は言わない。
ただ、何とも言えない表情で目の前のどや顔と視線を合わせた。

すると。

「円堂と付き合うと思う。」

「……は?」

いやいやいや。宣言!?何だその自信。て言うか何、本当にいきなりなんなの!?

「……円堂に想いを伝えたのか?」

叫びたくなるのを我慢して、問いを重ねる。
そう、何事も言葉を重ねることで理解しあうことが可能となるのだから、と昔の偉人が言っていた気がする。

「いや……だが、それが運命なんだ…」

ぽっと頬を染める目の前の電波。
「気持ち悪い」と言えない鬼道の脳内に選択肢が浮かんだ。
@皇帝ペンギン3号A皇帝ペンギン1号
佐久間も不動も叫べば来る。(多分)それに今なら皇帝ペンギン1号を打っても平気な気がする。
よし、とりあえずペンギンを呼ぼう。そうすれば何かか解決する。

笛を鳴らそうと息を吸った、まさにその瞬間。

「鬼道ー豪円寺ー!!いつまで着替えてるんだよ。もう皆部活はじめてるんだぞ?」

勢いよく扉を開けて入ってきた円堂。
何というタイミングだ。

しかし微妙な雰囲気を感じ取ったのか円堂は首を傾げる。
――どうかしたのか?と視線で訴えられ、鬼道は視界の奥の豪炎寺が円堂の仕草に悶える様を見て顔を歪めた。

「……円堂、とりあえず、今日は一緒に帰ろう。」

「?おう。」

何なんだ?という表情の円堂に、鬼道は決めた。
とりあえず、お前を狙う変態――いや電波か?――がいるのだと理解させよう。と。

ああ、何だか無性に円堂が心配になってきた。

この日を境に、俺たちの関係は少しずつ――いや急激に変わっていくことになる。主に電波のせいで。

end?
2011/01/12
スライディング土下座orz

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あきゅろす。
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