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最弱魔族観察日記

10※
レキが好き勝手している間も、フェリスは両手で自らに覆い被さる姿のない犯人をどうにか押し退けようとしていた。

「く、うぅ…」

しかし、本人は必死で抵抗しているつもりなのだろうが、如何せん力が弱すぎた。
まるで形だけの抵抗のようで、却って誘われているのかと誤解しそうになるくらいだ。

(残念だけど、先に進むのにはちょっと邪魔なんで、こうさせて貰うぜ)

レキはフェリスの両手をひょいと一まとめにし、頭の上で押さえつける。

「うわ…!?」

自分の意思に反して勝手に動いた腕に、フェリスから驚きの声があがる。

「嘘だ、ろ…?!こんなの…っ」

何もいないのに、手首を押さえ付ける感触が確かにある。

いや、もはや『何もいない』ではすまないことは、フェリスもよくわかっていた。
信じがたいが、確かに何かがいるのだ。

「あっ…」

押さえ付けられた手首に何か細い、ヒモのようなモノが絡み付いた。

どうやらこの犯人は、人を拘束する技まで取得しているらしい。

そんな状況でもないだろうに、ぼんやりとそんなことを考えていると

「ひゃっ!!」

再びぬめった感触が胸をなぞり、フェリスの腰が浮いた。

自覚してのことではなかったが、それは相手の腰に自分のモノをすりつける形になってしまっている。

「ひッ…!やぁ…ん、いや、だ…やめ…!!」

状況だけを考えれば、レキの手が性急にソコに触れてきたのも、ごく自然なことだと言えた。

レキは執拗に、コリコリと硬く尖った左右の突起を指先と舌で嬲る。
それと同時に、こんな異常な状況にも関わらず、先走りを溢れさせて居るフェリスのペニスにも手を伸ばす。

「んんっ…ぁ…んぅっ……ふぁ…!!」

クチュクチュと指の腹でなぞりながら、上下に扱き上げると刺激が足りないのか、切なそうに腰が揺れて。

(んじゃ、これはどうだ?)

「ひゃ、ぁ!?やめ…ひぅう…あ、あ、…やっ…───ッ!!」

先端を指先でくすぐるように刺激してやると、フェリスは身を捩りながら甘い声をあげる。
しばらくそれを楽しんで、時折根元から先端へ強く擦りあげたり、少し強めにペニスをギュッと握ってやる。

「ぁあ…!も…やめ…ひぅうっ…い、あっあ…や…ぁあああっ!!」

最後に、尿道口にグチグチと爪を突き立ててやるとフェリスは甲高い啼き声と共に、ビュルッと白い液体を吐き出した。



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あきゅろす。
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