[携帯モード] [URL送信]

笛吹少女ニーラ



『痛だああああああああああああwwww』





『きゃー、ニーラ様!!』


あ…れ?


このクリティカル可愛いショタっこは…?



ここは何?…僕はどこ?


ドタドタドタっ



『ニーラ!』


『レ…ン…?』




ああ、あ?wwwww



生きてる?
てか、結局目覚めてもおうちのベッドじゃないwwww




『じいちゃんは…きんつばは…』


『ニーラさん!目覚めましたか!!』



『ご先祖様…ゲホッゲホッ』



ぐあぁお、胸が痛い!

そういえばこの香り…




『ここ…』


ニーラは腫れた瞼をがんばって見開く。




なんだか…暖かいのですが…



『おい』
『うひゃああっ!?』



なんとwwwwww

隣には超絶美麗なアメジストの瞳をした、銀髪オスロイス様が…



どうみても全裸です///


『ひひひ、人が昏睡状態だからて///ひ、ひどいわっwwww』


『なんだその顔は。人が助けてやったというに』



え。

『あれからニーラ様は心肺停止のまま、さらに体中複雑骨折状態でしたのに、オスロイス様の治癒力ですべて綺麗に治ったんですよ!』

ユタが涙ぐむ。


『ちゆりょ…く』

思わず唇に指で触れる。


『濃厚なエキスでなあ〜』
ニヤニヤ笑うレン。





『ま、ましゃか(噛んだ)』

ギアロム様についで二人目?麻衣よりヤリマンになっちゃった?よし子?wwww



『安心しろ、怪我人の子供を犯す趣味はない、レン、変なことをいうな』
『へいへーい』


なによ///べっ、別に期待なんかしてないんだからねっ///


『ここ、また異世界なんでするでござるか…』

空気が綺麗だもんな。



なんだかどっちの世界が懐かしいのか、わからんくなってけたwww
よし子おセンチwwww



『あれから…どうなっ…ミンさんは…』


あたいは、、お化け様にサツガイされて…記憶が…



『ミンは、トウキョウ支部殲滅の跡形付けをしに人間界にとどまっている。』



そうですか…無事に殲滅できたでありますね…

『とりあえず、ニーラが住む国の中枢ハンメリックはこれで大丈夫だ、政治を牛耳ったり、わざと戦争を起こして世界を滅亡させようとはしなくなる。』


『まあ、まだまだ、人間界じゅうに奴らはのさばってるから俺らは戦い続けなきゃならないけどな!』




『ギアロム様も誉めていたぞ』

オスロイスが目を細めて、ニーラの汗ばんで寝癖だらけの髪を撫でる。




こいつ俺に惚れてやがるwwwwwwww



『オスロイス様が、自分の部屋でこんなに人間の女を介抱したのにはびっくりですよ。』


ユタがニヤニヤしながらニーラとオスロイスを交互に見つめる。




ん?私オスロイス様にフラグ立てられてんの?


と思わず気持ち悪い笑みを浮かべたところでベッドから蹴り落とされましたwwwwこのはずかしがりやさんめっ☆


『もう十分回復した、さっさと自分の部屋へ行け』

『御意』
ニーラはいっそうにやにやしながら、ユタに支えられて麝香の香りのする部屋から出て行くのであった…




生きててよかった養生青汁



二人が出て行くとレンが神妙な顔つきでオスロイスに言った。


『ニーラ…死にかけたんですよ…俺らが、シンコウの光の対策さえ出来ていたら…』

『うむ』




珍しく、逆上しないオスロイスは、レモン色の酒を取り出すと一気に飲み干した。



『鍵はユタが言っていたハンメリックキメラの目的と、聖ルクールだな…』



レンは、何か考えるような顔をして、一礼すると、オスロイスの部屋を後にした。




一方ニーラは、ニキビが増えて独りで大パニックになりアニソンを大声で歌いながらシャワーを浴びていた…

[*前へ][次へ#]
[戻る]


第3回BLove小説漫画コンテスト開催中
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!