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笛吹少女ニーラ

『私は正義のシンボルでありながら、もはや何が正義や真心なのか、わからないのです』


『貴様は、ただのクズだな』
オスロイスはニッ、と笑うと剣を鞘に収める。










『少し、喋りすぎだ』
突然、野太いが凛とした、威厳のある声が響く。『…』





ルクールの姿が、霧のように薄れて消えていく。







『この声は…』
ミンが、氷の槍を宙から掴み取った。










バッ!という突風とともに、白い髪を風になびかせ、がっちりとした体型の天使が現れた。







ウホッ


ニーラは相変わらず、隠れている…
なんかキャラ覚えるのマンドクセwwww


『なんだこのおっさん』レンも、宙から炎のたぎる剣を取り出した。


『ネレウス』
オスロイスが、深紫の光を両手にたぎらせながら、そうつぶやく。






『ふん、人間界侵攻戦略隊長ですか』
『今回俺らが殺る奴だな』





そう言うと、レンは剣から炎の渦を巻き起こし、ミンは氷の槍をネレウスの心臓めがけて投げた。
それに、オスロイスが紫の閃光を被せると魔法はレインボーの竜になり、ネレウスの心臓を食い破ろうとする。






しかし、ネレウスは手にした杖で、竜を弾いた。


火の粉と、氷のとげが飛び散り、オスロイスの美しい頬に一筋の傷が付く。

オスロイスは、妖しく光り出した巨大な剣を構え、高く飛び上がりネレウスに斬りかかる。


それをまたも杖で防御する。






おいあの杖木じゃねぇのかよwwwww
ニーラは完全に出るタイミングを失って困惑して、意味のないツッコミをすることくらいしかやることがなかった。







オスロイスが再びクルマの上へと帰る。

レンとミンも魔法を繰り出すが、光のシールドにすべて吸い込まれる。







やはり、空を飛ぶ天使と、空を飛べない魔族では分が悪い。
いや、悪そうに見える。


ニーラはフルートを構えた。

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