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笛吹少女ニーラ

こえええええええwwww




銀色の光は、城を出て、どこかわからないところまで飛んでいく。


つか、速くて前が見えない。


『カミュさん?どちらへ…?』









『ヌクルバ渓谷まで行くよ?君がいかないと、多分みーんな死んじゃうかも(笑)』

話が解りません!
だれか!だれかカンペを!


『オスロイスとレン隊長、ミンくん、それにユタっていう子供も、いるね。みんな戦闘中。みんな強いけど、今回はちょっと、相手が悪い。』


んー
また、天使と戦ってるのか?



ユタたんまで?







『あたし、戦えるかわかりません。あの、カミュさんは参戦してくれないんですか?』

光の中で、カミュを見上げる。






『オスロイスは、僕のことが嫌いなんだ。でも、空を飛べないあの人たちが、ピンチになったらちゃんとでてくるから。信じて』
にっこり笑うカミュは、紛れもない…
攻キャラwwww
ああ、飯がうまくなりそうだ。



やがて、湿気った空気が途切れ、せせらぎの音が聞こえた。






カミュが減速し、ニーラは素足がひたっと湿った地面に付くのを感じた。


『カミュりん…』
『りんて何?(笑)さあ、僕が送ってあげられるのは此処まで。南に下ってゆけば、好きな人に逢えるよ』



そんなんじゃないんです///
と楽器をぶんぶん振り回すと、ニーラは下を向いて黙る。




『昨日、リアルデスヴァギナを見られたので、嫌われちゃいましたよきっと。』




カミュは、クスクス笑って、
『なにそれ?わからない(笑)えと…オスロイスは多分、大丈夫だから。さあ、助けにいくんだ。』


『わーりました』
ニーラはフルートの筒を背負い直すと、足下を気にしながらも走って南へ向かった。

『はぁ(笑)変な子。なんか久しぶりに愉快だな』

カミュは、澄んだ空を見上げた。

『ねぇ、おかあさん。』

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