[携帯モード] [URL送信]

笛吹少女ニーラ

冷気とともに、

にゅるにゅると蠢く触手に捕らわれ、体中が触手の粘液にまみれている、
ぐったりとしたニーラが、三人の目の前…ギアロムの横に現れた。




『!』
『ニーラ!!!』
『ニーラさん…』




『なかなか面白い反応をするのだよ』



触手のひとつが、ニーラの頬をピシャリと叩くと、



ニーラはゆっくりと腫れた瞼を開いた。
『お…?』
ああ、なんか安心する奴らがいるわ。


って、


『ちょwwwwwwおまwwwww』
勢いよくギアロムの方を振り返りすぎて、首を捻った。




『いたたたたwwwwww』



オスロイスは、珍しくも額から一筋の汗を流している。


レンは、『はなしてやれ!!』と叫んだが、衝撃波に吹き飛ばされた。


ミンは目を背けた…










『なによ!あんたたちwwww助けにとか来ちゃったりしちゃったわけ?wwwアホスwwwギアロムハンパねぇwwww死ぬおwwwww』



ニーラはうれしさ紛れに、かすれた声で精一杯草を生やした。







その瞬間、触手が四方八方に蜘蛛の巣のように伸び、ニーラは捕らわれた蝶のように空中に宙づりになった。


捕らわれた腐女子とかこれなんてゆー罰ゲームww


『うひっ!?』


生暖かい、ギアロムの舌が突然首筋を舐めあげたので、へんな声を出してしまった。








そして触手がまたヌルヌルと刺激を始める。

『んあっ…』




オスロイスに見られている。
あー、あたし、指先まで真っ赤なんだろな。




『好きな男に見られて、悦ぶか、大した子供だ』

『ゆわないでー///ギアロム様の、ドS!おまえのかあちゃんでべそー!!!!』

ニーラはぎゅっと瞼を閉じて快楽と戦うが、勝てねぇwwww

『うぅっ』

首が痛かったが、左右に激しく振るしかなかった。











ギアロムは、挑発するようにニーラの腰に両手を回し、触手ごとその小さいからだを舐めまわす。



『ひぎぃっ』
ぞくぞくと戦慄が走る。





『!それはっ』
ミンが叫ぶと、同時に。














ギアロムの怒長したソレが、一気にニーラの中に挿入された。





『いやああああああああああああああッ!!!?痛いーーーーーッ!!!』






『ぐっ…』
オスロイスは唇を噛み締め、自らの牙で血がにじむ。






『見るなよ…』


ぽた…ぽた…








ニーラの白い太ももを鮮血が伝い、粘液に混じって大理石の床を汚す。


『見るなし!みんな、帰れよ!帰れえおえおおおゲホッゲホッ』




ニーラが、細い目を限界まで見開いて、狂ったように叫ぶ。




突き上げるたびに、ニーラは壊れていく。




『オスロイスが見てるぞ…?』
うなだれるニーラの顔を、無理やり掴んで前を向かせる。



『うっ』



『…』
オスロイスは、顔を背けた。




レンが
『いい加減にしろよ…』
といい炎を放つが、謁見の間ではそれがかき消される。

『ちくしょう!オスロイスさん!いいのかよ!』




オスロイスは額に汗を滲ませながら、下を向いていた。




『それでも魔のものか、貴様等は』
ギアロムは高笑いすると…






『い、いや…



なんか…
あつ…』












ニーラの中で果てた。



どろりと、それが小さな体に収まりきらずに流れる。






『うう…いやだあ…』



がくり、と首をうなだれるニーラ。




ギアロムは、触手からニーラを解放すると、軽々と抱き上げて、
『これは、我の玩具だ』

とニーラの髪に口づけながら囁いた…









そのまま、奥の部屋に黒い翼を翻して消えた。





『なん…だよ…あれ…!』
レンは、奥の部屋に駆けつけてガンガン扉を叩いたがびくともしなかった。











『悪い…ショーのつもりですか…』
ミンも流石に、顔に憎悪を浮かべる。














オスロイスが立ち上がった。
『帰るぞ』











『…ゲートを、破壊しましょう』
『…それしか、ないな。』
レンも、俯きながら戻ってきた。








二人とも、オスロイスの顔を見ることができなかった…






赤い月が、不気味にグラド城を照らし出していた…

[*前へ][次へ#]
[戻る]


あきゅろす。
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!