笛吹少女ニーラ ニーラは、天鵞絨の感触を懐かしんだ。 でも、今顔を埋めているのは、オスロイス邸の自室のものよりも遥かに上等なもの。 柔らかさからそれが伝わってくる。 天井を見上げると、全体がクリスタルのような綺麗な窓になっていて、 紅蓮に燃える月が見える。 あー… 魔のものが好みそうなシーンだな。 ニーラは微動だにせず、天蓋つきのベッドに座っていた。 なんつうかあたし、 メンヘラなのかもねwwww 殺人シーンを見ても、ご飯が食えるし、こんな状況なのに、涙すら出てこない。 つーか、この世界ではなんでこんな腐女子でブスなあたしが美形にモテモテなんだwwwww 笑っちゃうわ。 厨すぎてwwwwww ニーラが、頬に出来た治りかけのニキビをつぶしてイテテッとなった時だった。 シュン… 横に扉が開き、見目麗しきwwwつかこの世界見目麗しき奴ら大杉www 黒髪の艶やかなギアロム様が、ほくそ笑みながら入室していらしたwww ニヒルwwww ああ、この状況で草生やせるならまだ生きれるよ、よし子。 『初夜であろうに待たせたな?』 あれ? 怖くない? 『ギアロム様、羽と尻尾は…』 昼間よりこじんまりして見えたのは、羽と尻尾がない所為か。 『普段は、あの姿だが、我の完全体は漆黒の竜だ。魔族の姿でいるときは、この容姿なのだよ。謁見の間では、威厳を出すために、翼と尾は完全化させている』 ん?擬人化属性? しかもドラゴン? 『そ、そういうのってっ、…素晴らしいと思うでござるwwww』 ニーラはちょっと尻尾だけでも生やしてくれないかなと期待しながら、ニマニマとギアロムを見つめた。 こいつ怖くなんかねぇじゃねぇのwwww 現実世界に戻れたら絶対受にして801描いてやんよwwwwさっきひどいことされたお返しにな! 『少し気の触れた小娘か、どんな風に我を楽しませる?』 突っ込もうとしたが、急にギアロムのオーラがどす黒くなったので、黙った。 … 『な、なんで…』 次の瞬間、真っ黒な触手に、体の自由を奪われる。 触手系はッ! 苦手ッ! いや、チラ見はしたことあるよ?/// でも、美少女があんな風になるから萌えるのであり、僕では全く絵にならないかとwwww ある意味懇願するような目でギアロムを見ると、ギアロムはただ、大理石の椅子に腰掛けて、触手を指先で操るのみ。 やがて、触手がするりとドレスの中へ侵入した。 ノーーーーーン! もぞっもぞするよう/// 『やだっ…』 メリメリ音がする。 そして、いとも簡単にドレスが下着ごと裂けた。 なん…だと…? 全裸だと?wwww 『すみません先生、今日生理で見学します!』 当然無視された。 『その触手は媚薬を含む、インキュバスですら扱えない、我にしか扱えない代物だ。すぐに虜になる』 ヲタクのくせに白くて細い体に、にゅるにゅると巻き付くそれは、徐々に性感帯を刺激し始める。 なんかね、その… 参りますたww 口腔内にも侵入し、舌のように刺激する触手から、無味無臭の滑る液体が滴っている。 それをどんどん飲み込んでしまっているニーラは、ふわふわとしてだんだん夢心地になってきた。 『ふっ…かはっ…』 生理的な涙が頬を伝う。 体中を刺激されているが、まだ男を受け入れたことのないそこだけには、触手は侵入しない。 これはヤバい。 これはヤバい。 これはーーーーッッ 『ギアロム様』 ニーラは顔を真横に向けて、 『逝きそうなんですよ…』 と、呟いた瞬間、絶頂を迎えた。 ごめん、実は誰にも言ってないけど人生で六回くらい、シャワーオナニーしたことある。 死にます。 『ギアロム様』 『なんだ』 『もうだめです。ビクビクします///』 可愛く訴えてみたが、なぜか顔をしかめられちゃった?にゃん☆ … 『ふぁ…こんなっ…もういやああぁああぁ!』 何時間も、何時間も触手による責めは終わらなかった。 ごめん、流石によし子もうふざけられない… まだ子供のニーラの体は、一度達するとまた感じるようになるまで長い間苦痛だけが電流のように走り、気が狂いそうになる。 ご飯食べてたら、漏らしてます///ってやかまし… 『オスロイス…』 意識が飛ぶ、最期の絶頂でなぜかその名前がのどの奥から出てきた。 目の前が、真っ赤になり、ニーラは意識を手放した。 [*前へ] [戻る] |