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俺以外見るんじゃねぇ

『あの子可愛いな〜』
『緑中の子じゃん!』
『俺タイプだわあー』

窓から体を乗り出してみるヤロウども。

るせえ!みるな!俺のだバカども!!

「うわ〜ハルすごいね・・・」
「じゅ、10代目!!」
「獄寺君も大変だねー、先帰っていいよ〜」
「いぇ、そういうわけには・・・」
「あっ獄寺〜今ハルが先輩達に声かけられてたぜ」
「10代目!!お先に失礼します!!!!!」
「あ、うん。頑張ってー・・・ってもういないや」
「ツナとハルのことになると獄寺って変になるよなー」
「山本・・・変っていっちゃダメだろ」


「なぁなぁ遊ぼうよ〜」
「ほら、俺らと一緒にさー」

「〜〜っだぁから!ハルは行きません!!」

「なんで〜?ちょっとくらいさーいいじゃん」

「ハルは人を待ってるんですっ」

「そんなヤツおいてさー俺らと遊んだ方が楽しいぜ?」

「だから!!「おい・・・」」
「てめーらなに勝手に人の女に手ぇだしてんだよ」
「はひっ」

「な、やべえぞコイツ!!」
「行くぞ!!!」

「二度と近づくんじゃねーよバーカ」
「・・・・はひぃ〜」
「お前なんにもされてねーだろーな」
「大丈夫ですよ〜」
「・・・ならいい」
「はい!」


そんなぴっかぴかな笑顔だからヤロウどもに付きまとわれるんだよ。アホ


・・・頼むから、俺以外見るんじゃねぇ


知らない間それを音にしていたらしく、

ハルはキョトンとしていて俺はなんともできない
恥かしさでどうにかなりそうで、

「・・・今のなし」

といったけど取り消せるはずがないわけで、


「ハルは獄寺さん以外に興味はありませんよ!」


と言われ、めちゃくちゃ嬉しくなって
軽くハルを抱きしめた。

ここが学校だと気づかずに・・・



俺が絶叫するまでにあと5秒




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