続き物
大犯罪者達の子育て日記
※ゴウセルメインでゴウセルがロリコン








ある晴れた日のこと。
1人の少女が草むらを歩いていた。
手にはタンポポのような黄色い花を持っている。
少女の年は三、四歳で長く雪の様に真っ白な髪と真っ赤な瞳が特徴的だ。
服は桃色のワンピースが泥だらけで、綺麗な白い肌には擦り傷が沢山あった。


「〜♪、〜〜♪」


ご機嫌そうに鼻唄を歌いながら歩く少女の後ろから大きな影が近づいてきた。
少女はガシャガシャと後ろから鳴る音に振り返った。
音の正体は大きな鎧だったが、少女は驚くことなく鎧に近付き抱き着いた。


[ここにいたのか、ユウキ]

「ごーせぅ!おはな!」

[花?摘んできたのか?]

「うん!きれー!」

[これは綺麗なのか?…ディアンヌが心配していた。戻ろう]

「はぁい」


背丈の差が大きく手を繋ぐことが出来ないため、鎧ことゴウセルは少女ことユウキを抱き上げ、仲間達の待つ場所へ向かった。


「あ、帰って来た!心配したんだよユウキ、って傷だらけじゃないか!!」

「ユウキ、ゴウセルおかえり〜!」

「お、戻ってきたな!他の奴らも待ってるし、飯食い行くか!」


「きんぐ、でぁんぬ、だんちょ!おかえりー」

[ユウキ、俺達は帰って来た方だからただいまだ]

「う〜?ただーま?」

「可愛い〜ゴウセルボクに抱っこさせて〜!」

[ディアンヌは今興奮している。よって力加減が出来ない可能性が高いから駄目だ。ユウキが潰れる]

「ごーせぅおなかすいた」

[団長、すぐに行こう]




今日もユウキは元気に抱っこされている(byキング)



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