Dream
プロローグ
―――貴方がワタシのマスターですか?
―――オレと戦ってくれるか?
―――愛しているよ…
―――何故っ!!何故この様な惨いことをっっ
―――ただ一緒に居たかった…それだけなのに
―――すまない……。もう,これしかないんだよ…,全て受け取ってくれ
―――これでずっと一緒だリベリア……
深くて暗い記憶の海
壊れたように繰り返されるその泡沫は……
あぁ…これで幾度目か
輪廻さえも許してもらえないこの身に
早く血を…
私に英霊の血を
アァ…早ク私ヲ死ニ導イテ…
「っ……。こ,こは」
永い永い眠りから目覚めたそこは,草もなにも生えていない悲しみと憎悪の念が深く残る,広い広い大地だった。
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