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Dream
第4話

ガキィインっ!!!

一瞬,物凄い金属音が響いた。

「あっちか」

音がした方向に兎に角走った。
不意に,視界に見慣れた子供が映る。

「アベル!!!」



そこには,アベルの他に人が3人いた。
その中で一際目立つ金髪の…鎧?のような不思議な恰好をした美人さんとアベルは対峙していた。

「!ちか!」

俺に気付いたアベルは嬉しそうにこちらに走りよってきた。

「貴方がその子のマスター?」

3人の中のもう1人の女子が俺に問いかけてきた。肩より少し伸びた髪で両サイドだけの髪を双方で結んであとはたらしている,これまた美人さんだった。

なにこの美人人口…。

「ちょっと!聞いてるの貴方っ!」

「え,あぁ。なんかそう,ぽい…です」

「そう,ぽい…?」

その女子は有り得ないと言う顔で俺を軽く睨んできた。
しかし次の瞬間,大きな溜め息をつかれた。

「呆れた。もしかして貴方も衛宮くんと一緒でまるっきりド素人ってことね」


そう言ってその衛宮ってヤツらしき男子を見て,はぁともう一度溜め息をついた。

「まぁ,いいわ。今から中でこの戦いのあらましを説明するところだったから。彼女もいいわよね,衛宮くん?」


「あぁ。別に俺は構わないけど」


どうやら話はまとまったらしく,ついて来て,と言われ俺は黙って頷きアベルと一緒にその3人について行くことにした。


ん?ちょっとまてよ…,彼女…?

どうやら俺は何か勘違いをされているらしい。




************



「えーと…,まずは自己紹介からお願いできるかな」

「そうね。名前を知らないと後々面倒だし,いいわよ。
私は遠坂凛」

髪の長い気の強そうな女子は遠坂凛。

「俺は衛宮士郎。よろしくな」
人当たりの良さそうな笑みを浮かべる男子,この武家屋敷の主が衛宮士郎。

「あぁ,でこっちがセイバー」
金髪美人さんの名前はセイバー,俺が視線を向ければ小さく頭を下げた。


「それで,貴方とそのサーヴァントの名前は?」


次は俺たちの番ってわけか。
「あぁ。俺は佑月智香。なにか勘違いしてるようで最初に言っとくけど,男だから」


あとはこっちが,とアベルのことを紹介しようとするが,遠坂たちは何故か固まっていた。

「え―と…遠坂?,衛宮?セイバー…?」
恐る恐る声をかけてみれば,遠坂いきなりデカい声で

「嘘ッッ!!」
テーブルをダンっと勢い良く叩いた。

「な,なにがですか。遠坂サン…?」

俺の言葉なんか無視しいきなり遠坂は立ち上がり,俺の目の前にやってきては……,唐突に手を俺のなんの膨らみのない真っ平らな胸に押し付け,そしてあろうことか掴んできやがった!?。


「あら,ホントに男なのね」

「っ!!!?」
「と,遠坂っ?!!」
「凛っ!!!」
そんな遠坂の予想外の行動に衛宮とセイバーも驚きの声をあげた。
何故か衛宮は頬を赤くしている。


「何やってんだおまえはぁあああああぁあ?!!」

俺は一気に遠坂との距離をとり,アベルを盾にし絶叫した。

「何よ。ちょっと確かめただけじゃない。しょうがないでしょ,貴方がそんな顔してるのが悪いわ」

悪びれた様子もなく遠坂はいう。
「う゛っ…。わ,悪いか!!!俺だって好きでこんな女顔になったわけじゃねぇ!!」

小さい頃からこんな女顔のせいで嫌になるほどからかわれてきたりはしていた。…だけどな,掴むことはないだろ!!。
アベル!!と腕にいた自称俺のサーヴァントに泣きつくと,小さな手が俺の頭をよしよしと撫でてきた,そして満面の笑みで止めの一言。


「ちか,大丈夫。ちかはとても,かわいい…よ?」



悪意の無い純粋な一言に俺は1人撃沈したのだった。











あとがき
相変わらずわけわかめ/(^O^)\←氏ね
あ―,なんか話し全然進んでませんね。←←)どんだけ智香ちゃん女顔だ笑←趣味前回しかもランサーの登場シーンカット\(^p^)/
でもランサーはどこかでアベルとバトらせたいです。
ちなみにアベルの話し方は某有名乙女ゲー3の龍を想像してもらえると嬉しいです←←
では,次はやっと本題です!

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