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□小説(ダーク系)@
6P
(何だよ今の麻耶の言葉は!
本当に僕はこの兄弟間の共有物なのか?
それで麻耶はいいのか!)

「さて、麻耶も待っていることだしね
始めようか?」

僕の上に二人が覆いかぶさり
思い思いに手を這わせ始める。
他人に体を撫で回され
背中がゾクリと震える。

「やっ…」

「礼司くん、男だってねここで感じるんだよ」

澄人さんが僕の胸の飾りを
細く長い指先で摘み
指の腹でグリグリと刺激する。

「んっ」

思ってもみない気持ちよさに僕は驚く

(なんで、なんで…)

「良かった気持ちいいんだね、
もっと良くしてあげるからおとなしくしていなさい」

「じゃぁ、俺は下の方頂きまーす」

久澄くんが何の躊躇もなく僕のペニスを
口に咥え舌で嘗め回す

「!!やっヤダ!なんてことする…」

「こら、久澄!いきなりじゃ
礼司くんもびっくりするだろ」

そんな言葉もお構いなしに久澄くんは
僕のペニスを舌でからめ、つつき吸いあげ、
手でも後ろの袋を柔らかくもみほぐす
一気に高まる快楽に僕は堪らず
声を上げる

「ああっーあっあー」

「イってもいいよ礼司兄さん」

僕のペニスから口を離し久澄くんがにっこりと僕に笑い掛ける。

僕がたまらず欲情を
放出しようと
したとき久澄くんが
先ほどの紐を取り出し
あっという間に僕のペニスの根元を
縛りあげてしまった。

「ひっやぁー解いて…」

僕は体を動かせるだけ必死に動かす
手や足首、そしてペニスにまで縛りつけれた赤い組紐の鈴が鳴り響く。

「いい音だねとっても…」

「あっそうだ澄人兄さん
アレ入れてみたいな」

「アレか、初心者には
きついかもしれないぞ」

「初心者だからいいじゃん礼司兄さんって
いたぶりがいがあるしさ」

イクことも出来ず
体も自分で満足に動かすことも
出来ない僕は二人の会話にいいしれない恐怖を感じ慌てて口をはさむ

「アレって…なっ何…
これ以上…僕をどうす…」

すると澄人さんが優しく僕の髪を撫でる。

「大丈夫、何も怖いことはない
ちょっとだけ辛いけど、君なら我慢できるよね」

「そっそんな…嫌だ…いや…」

僕は首を横に小さく振る、それが今の僕に出来る精一杯だった

「澄人兄さん持ってきたよ」

久澄くんが持ってきたものを僕は
必死に確認する

それは、自分を束縛する赤い組紐とたいして変わらないように見えたが今回は付いている鈴が均等に付いており
幾分大きく見えた

(またどこかを拘束されるのか)

僕の心は不安に揺れた、だが現実は
もっと酷いものだった。



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あきゅろす。
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