□小説(ダーク系)@ 10P 「いい具合に熟れてきたな」 この頃には類のそこは熱を持ち、与えられる刺激に快楽が交ざり、蕾は何かを求めるようにひくひくと痙攣しだす。 「あっ…ん…はぁ…」 「もう奥のほうが欲しくて欲しくて仕方がないだろ、今やるからな」 「さて、1番は俺だな」 「ちっ、仕方がねえな。 早くすませよ、だが、中には出すなよ」 「わかった、わかった」 男は指を引き抜くと、次の男に変わった。 ニヤニヤしながら男は、類の腰を掴むと、蕾の中心に自らのペニスを押し当て一気に突き上げた。 「ー!ー」 類は声にならない悲鳴をあげる。 「ふう、確かにきついな。 だがこれがまた、たまらん」 「お兄ちゃん……」 隆の目は、類の表情と、類と男が繋がる部分を凝視する。 「どうだ、坊主。お前の兄ちゃんはすごいな。 あんな太いもの入れちゃってるんだぞ」 ……お兄ちゃん。 隆はその光景から目がはなせない。 男が腰を動かすたび、兄の体は反り返り、背中のラインがピンとはり美しい曲線を描く。 悲鳴に似た喘ぎ声は、今まで聞いたこともない兄の艶を含む声で、背中をぞくぞくさせた。 「んっ……でっでそうだ…」 男はすばやく蕾からペニスを抜くと、類の正面に回り、類の顔に白濁した液をかける。 「色っぽさがましたぞ、坊や」 「次は俺だ」 次の男は、類の背後傷ついた蕾に遠慮もなくペニスを突き入れた。 「ああっ――!アア―ひっいいい」 類は再び襲い来る痛みに、激しく体をよじる。 「さっきの奴のより、俺の方がデカイだろ」 「なんだと! 嘘をつくな嘘を。 俺の方がデカイに決まってる」 「じゃあ、一番よくわかる坊やに聞いてみるか」 男は類の耳元に囁いた。 [前へ][次へ] [戻る] |