□小説(ダーク系)@ 8P 「うっ…くっ…なんで……」 こんな所で、裸にされ弟の前でイカされて、汚れた自分が情けなくて類は嗚咽をもらす。 「なんだよ、飲んでやるんじゃないのかよ」 背後の男が笑いながら言う。 「気が変わったんだよ。 やっぱりオレのをしゃぶってもらってからだな」 「なら、この体勢じゃ無理だな。 下ろすか」 男達は類をぶら下げている紐を解くと、類が立膝を立てる程度の木の枝にくくり直す。 「えっぐっ…もうやめて、やめて下さい…」 類の頬に涙が伝う。 「お兄ちゃんが泣いてる、泣いてるよ。 やめてあげてよ、お兄ちゃんをいじめないで」 隆は自分を捕まえて離さない男に必死で頼む。 「ばかだな、坊主。 これからがいいところだ。 ……それに、次はお前なんだぞ」 男の言葉に隆は驚く。 「えっ!僕も、僕もなの?」 「そうさ、今から坊主のお兄ちゃんがされることを、次は坊主がされるんだ、よく見ておけよ」 男は、腹の底から楽しそうに笑う。 隆は両腕を木に吊られ立膝をつき、顔をうつむかせて泣いている兄の姿をもう一度見る。 (僕…も…) 隆の小さな胸に、激しい恐怖が生まれ始めた。 「顔を上げな」 男に髪の毛を無理矢理ひっぱられ、類は上を向かされた。 そしてその口に、生暖かく赤黒い、グロテスクな生き物が押し付けられた。 「ほら、オレの大事な息子だ。 歯を立てたりしたら承知しねーぞ」 類の歯を割り、それは強引に入れられる。 「うっうう…」 「ほら、舐めるんだよ!」 男は自らのペニスをつかって、類の口を陵辱する。 生臭い吐き気をもよおすペニスに類は必死に絶える。 「強情だな、おい!」 男が登山ナイフの男に声を掛ける。 「まかせろよ」 男はナイフをかざすと、類の肌に線を引くように這わした、それはすぐに赤い線となって類の肌に現れる。 「んっ――!」 [前へ][次へ] [戻る] |