□小説(ダーク系)@ 6P 男はそう言うと、類のシャツを登山ナイフで切り裂いた。 「お前の兄ちゃんは綺麗だな…」 隆を捕まえていた男が、ゴクリと喉を鳴らす。 「お兄ちゃんが…綺麗?」 隆は木にぶら下げられ、半裸にされた類を見る。 かっこいい、優しいとよく言われていた兄だが、この男のいう綺麗という意味が隆には理解できなかった。 「すぐにわかるさ」 男は含み笑いをする。 男の一人は、類の背後に回ると、後ろから抱きつくようにして類の胸の飾りを指先で摘んだ。 「いっ、いやっ!」 類が身じろぎした振動で、木の枝も揺れる。 「暴れるな、お前らの命は誰が握ってると思う?」 男は類の首筋に息を吹きかけながら、片方の手で胸の飾り摘んだまま、もう片方の手を類の股間へと移動させた。 そして、類のモノをズボンの上から軽くもみだす。 「あっやっ…やめ…」 類はようやく、自分が何をされるのか理解した。 「おい、ベルトはずせよ」 「わかった」 登山ナイフを持った男が、ナイフでベルトをブツリと切り落とす。 「やめて…やめて…下さい……お願いします」 類の哀願は、男達のサド心をくすぐるだけだった。 男は類のズボンに手を入れ、直接類のペニスを手で弄ぶ。 「…んっ…」 他人の手によって、ペニスをいじられる快感に類の体が反応しはじめる。 「くっくっ気持ちいいか?」 下卑た声が類の耳元に響く。 「このままじゃズボンと下着が汚れるな、脱がしてやろう」 「やっ嫌っ、それは」 [前へ][次へ] [戻る] |