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□小説(ダーク系)@
10P

「あっああー…いやっ…やめ…あっあっ…」

これで何度目になるのか。
亮二は男達の欲情を受け続け、下腹は膨らみ蕾からは白濁した液体が止め処なく滴り落ちていた。

「…マジすげーっ
男がこんなにいいもんだったなんてよ」

「人生観が変わっちまうよな。
それより早くしろよ。また入れてぇー」

「口でも手でもイカせてくれるよ。試してみなよ」

池田は、男達に陵辱される亮二の姿をどこかうっとりと眺めながら言った。

「そっそうか、なら俺先に口借りるぜ」

「けっ。俺は手かよ」

欲望のままに、乱暴に身体をむさぼられる亮二は、少しでも自分が傷つかないようにすることで精一杯だった。

(もう嫌だ…誰でもいいから…助けて…)


「皆、喉が渇かないい?」

池田は男達にペットボトルを渡した。

「丁度喉が渇いていたんだ。
気がきくなあんた」

男達はペットボトルに入った水を一気に喉に流しこむと
亮二に再び群がった。

「……まだイケるぜ」

「いつまでも締まりがいいよな。最高……。
―?―
なんだぁ?…こいつが、二人いるぜ…おかしいな…」

ふいに男の一人が、フラフラと仲間へ手を伸ばした。

「何しやがる頭でもいかれ……??
…本当だ…いっぱいいる…」



亮二は、男達の異変に気がつき恐怖におののいた。

(いっ池田がきっとこいつらにおかしなものを飲ませたんだ…)

「おい、あんたも来なよ……。
綺麗な顔して、こいつと同じように可愛がってやるよ」

男は側に立っていた池田の腰に手をかけて、自分の方へ寄せるとその唇を塞いだ。


「ぐっ!!」

次の瞬間男は、突然喉を押えて口から泡と涎を垂らし床へ倒れこんだ。

「…ぐうっ…ううっ……」

男はしばらく床をのた打ち回っていたかと思うと、ピタリとその動きを止め動かなくなった。

「――僕に触れていいのは死んだ叔父さんと、亮二くんだけなんだよ。
全く汚いな」

池田はゴシゴシと口をハンカチで拭いた。
亮二は床に横たわる男の視線と目が合いゾッとした。

(…死んでる…?)

そして自分を陵辱する男達が、気が狂ったように仲間同士で混じりあい亮二を攻め立てる激しさが尋常でなくなると、亮二は身も凍る現実を見ることになった





「…酷い…」


(全員殺されたのか)

三浦は壁際に黙って立つ、表情のない白く濁る男達の姿から視線をそらした。

(それにしてもあの綺麗な顔の下に、とんでもない残虐なものを隠していたんだな)

「刑事さん、俺もうおかしくなりそうなんだ。
あいつから早く逃げて家族の元に帰りたい!
普通の生活に戻りたい。
もう自分が犯されるのも、人が殺されるのも見たくない」

亮二は三浦のシャツをギュッと握った。


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あきゅろす。
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