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□小説(ダーク系)@
8P
「ガルナ…ガル…ナ俺の為に…」

フェルドの瞳に涙が溢れそれは頬を伝い
床へポタポタと丸い跡をつけた

「もう…許さない
サリュー様私は貴方を
許すことは出来な…ああっー」

フェルドは急に体を震わせ頭をかかえ
その場にうずくまる
「うっ…うう…苦し…い…」

禁断症状がフェルドを苦しめはじめたのだ

「苦しいんだね…フェルド、コレが
欲しいんだよね」

サリューはダリューが落とした道具を
フェルドの目の前で振る

「いっ…いらない…いらない…」

口ではそう言いながらフェルドの目は
その道具を追い口の端から
透明の液体が垂れる

「いいよ、いっぱいあげる
フェルドが満足出来るように、その前に
これ邪魔だな」

サリューは床に転がるダリューを蹴飛ばし

「グフタそこにいるんだろ?
お前もこいつみたいに始末されたくなかったら
僕に従ったほうがいいよ」

もの影から大きな体を揺らし汗をかきながら
脅えた表情でグフタが姿をあらわした

「じょっ城主様!
わっわたくしはいつでも貴方様を
敬うい従う従者でごさいます」

グフタは強張った顔で笑顔をつくる

「ふふ、いい心がけだよグフタ
ならこいつを処分してこいよ、それから
廊下に立ってるマントをかぶった
…男を連れてこい」

「はっはいすっ直ぐに」

グフタは仲間であったダリューを
荷物のように引きずり外へと出し
代わりにマントをかぶった男を
連れて入ってきた、その男は
男にしては随分と小柄だった

「よし、来たなそこに座れ
そうだ、そこに座って見てろ」

(…誰だ…)

フェルドは新たに入ってきたマントの
男を見るそのマントの男は細かく
震えているようだった

「さてフェルドこれから僕と深く愛し合おう
深くね…」



「あっ…あん…あっもっと
奥まで…奥まで…」
「フェルドいいよ、もっと乱れて
僕を求めて」

「んあっだめ…足りない…」

フェルドは自分からサリューの腰に
足を回し腰をくねらせる

「足りないなんて欲張りだね
でも可愛いよとっても」

サリューは道具を出して
フェルドの中へ少し挿しいれてやる

「はぁっ…いい…気持ちいい…」

禁断症状がおさまり次第に
フェルドの気分が恍惚となる
その時サリューはマントの男に怒鳴った

「おいっお前見てろよ!きちんとな!
マントの裾から見れるだろ…
リージェ」



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