□リクエスト小説@ 最終P 「死ぬなんて先生が軽々しく口にしちゃだめだろ。 絶対気持ちよくしてあげるからねっ」 「いっ!……んっんんんー」 宮下は指とは全く違う熱くて固い脈打つモノを、蕾に押し当てられそれが自分の中へと入ってくる痛みと恐怖に叫び声を上げようとしたがしかし、その叫びは京元の唇で全てを封じ込められてしまった。 (ひいいいいっ痛い…痛いやめろ!やめてくれ京元ぉー!) 「…きつっ…力抜いてよ先生」 宮下は言葉も発せられずただただ首を横に振った。 「じゃあ強引にいくよ。 切れても俺のせいじゃないからね」 宮下はその間もただ首を横に振るだけだった。 宮下は自分が何をされているのか考えるだけで、吐き気を覚え現実を直視できずにいた。 (痛い…怖い…誰でもいい助けてく……いっ!ひっいいいいいー) 宮下の蕾を更に押し広げ、奥へ奥へと入り込んでくる凶器に宮下は体を強張らせ息をつまらせた。 「先生、力抜いて。息しないと本当に死んじゃうよ」 そう言いながらも京元は腰を動かし宮下の奥を何度も突き上げ激しく刺激を与えた。 「あっいっ…ひっ…痛っ…やめっ…やめて…」 体を貫く痛みに瞳から涙を溢れさせ宮下の口からは哀願の言葉がでてくる。 「ダーメ、ここで我慢しないと気持ちよくならないんだよ。 いい子だから、もうちょっと我慢しようね」 京元はまるで子供に話し掛けるように言うと、宮下の頭を撫でた。 「んっあっん…」 ふいに宮下は痛みだけでない感覚を感じ甘い吐息を漏らした。 (今の?…何?僕は) 「ここがいいんだね」 京元はすかさず宮下の感じた部分を執拗に攻め立てた。 「あっ!あんっ…やっ…あっああーそこ…やめっ…変…あっー」 「ほら良くなっただろ先生。 こうしてみると先生って可愛いよすごく」 宮下の拘束された両手首には、宮下が暴れるたびに赤い筋がつき薄っすらと血がにじみ始めたが、今の宮下にはそれを気にする余裕などなかった。 「いやぁ〜…ダメ触るな…京元…おねが…」 「突っ込まれて感じて勃ってるじゃん。 出さないと辛いだろ」 京元は宮下のペニスを優しく愛撫する。 突き上げられ擦り上げられ体中を痛みと快楽と羞恥と自尊心全てが交ざりあい宮下の意識が弾けとんだ。 「あんっ……あっ体が…おかしい…」 「どうおかしいんだよ先生言ってみなよ」 京元は揺れ動く宮下の腰に目を細めながら宮下の言葉を待った。 「……いい」 「んっ?」 「…気持ちいい…」 「ようやく正直に言えたな先生。 じゃあ、ご褒美に俺のをたっぷり先生の中へ入れてやるよ」 宮下は自分の中へ流れ込んできた生暖かい液体の感覚にまで快感を感じ嬌声を上げた。 「んあっ……もっと…もっと欲しい…」 (もっと刺激が欲しい、気持ちよくさせて) 宮下は京元にせがむ。 「欲張りだな先生。 でも今日の勉強はここまで、次はもっといろんなこと教えてあげるよ」 「あっ……」 今まで自分に刺激をあたえていたものがズルリと抜かれた脱力感に、物足りなさを感じ宮下は声を上げた。 「次はいつにする?先生」 京元の甘い囁きに宮下は口を開いた。 ◇ 「先生、我慢できなかったのかよ」 「…だって…京元がしてくれないから…」 「してくれないからって恋人の俺を裏切るようなことすんなよ」 京元は腕の中で身を小さくする宮下を睨むが、その口元からは本気で怒ってはいないことがうかがえる。 「――であいつは俺と比べてどうだった?」 「んっーあんまり上手じゃなかったね。 全然気持ちよくなかったし、京元が一番上手だよ」 「ははは、可愛いな先生は」 京元は宮下をギュっ抱きしめた。 (本当は落としたらそこで先生に興味がなくなるかと思ってたけど、俺もっと先生が好きになっちまったのかもな) 保健室の件から一ヶ月宮下と京元は体の関係を持ち続けていた。 そう、宮下は京元から与えられる快楽の虜になっていた。 その上、京元の目を盗んで京元以外と関係を持つことがしばしばあるほどだった。 「今までの生活がどんなにたいくつで寂しいものだったのか、今の僕ならきっと耐えられないよ」 「そうだな、あの頃の先生って真面目で暗くてうつむいてばかりでさ…」 「わっそっそんなこと言うなよ京元」 京元は苦笑しながら宮下を見つめ宮下に聞こえないように呟いた。 「それがいまじゃ生徒の間で抱きたい先生ナンバー1だもんな。 俺の方が気がきじゃねーよ。 それに浮気性みたいだから、もうちょっと手綱を引き締めないとヤバイかもな」 「んっ何か言ったか京元?」 「なんでもないよ先生」 「そうならいいんだそれよりまた…」 宮下は頬を赤く染め京元を潤んだ瞳で見つめた。 「いいよ、先生が知らない勉強教えてやるよ…」 京元はそう言って宮下の唇をそっと塞いだ。 〜完〜 ◆◆◆あとがき◆◆◆ へへ、なんだかラブラブで終わりました いつも鬼畜ばかりなのになんとなく今回はこんな路線へ 次に生徒×先生の話しを書くときは鬼畜でいこうかな〜 それではここまで読んで下さいましてありがとうございました。 タマコさまリクエストありがとうございました [前へ] [戻る] |