□リクエスト小説@
5P
「…ここどこ?…僕…皆の所に…帰る…帰りたい…」
(ロンのところへ帰りたい)
ティンは男達に自分をこの世に生み出し放置した人間と同じにおいを感じさらに震えた
「残念だけどもう帰れないぜ。
グダグダ言って手を焼かせないで、早く服を脱ぎな」
「脱ぐ…?」
「そうだよお前たち愛玩用の人間が、ここで服を着ている意味はないからな」
男達は幾分二ヤ付きながら、ティンの体をなめまわすようにして見た。
「いっ…嫌だ…」
「嫌だじゃないんだよ。
お前はここに、実験動物として連れてこられたんだ。
お前には否定は許されないんだよ」
「実験…動物…」
ティンは信じられない言葉にしばしかたまる。
「だから早くしろ!」
「いやっ…やだよ…やめてぇ…」
ティンはその場で男二人に押さえこまれ、服を剥ぎ取られ、両手首と足首にそれぞれ銀色に光る金属のリングをつけられた。
「こいつは逃げようとすると、強力な磁力を発して両手両足がくっついて離れなくなる。
逃げるなんて無駄なことはするなよ」
「まったく実験体を傷つけずに、簡単に捕まえられる便利な道具だよな」
そう言いながら男達は泣きながらうずくまるティンの両腕を持ち上げて引きずるようにして奥へと連れていった。
「ほらよ、そこのイスに座れ」
ガラス張りの四角く区切られた部屋に、ポツンと置かれた大きなイスの回りには、コードが沢山ついた機械が置かれていた。
「…嫌だよ、僕これからどうなるの?」
「どうなるもこうなるもない早く座れ!
おっと、足はここにおけよ」
ティンはイスへ座らされ、肘掛に両手を固定された。
そして両足も、イスから張り出した二つの足掛けに固定される。
「イスが動くからな暴れるなよ」
男がそう言うとイスは静かに動きだしティンを仰向けにするようにして止まった。
「よしいいぞ」
男はティンの足を固定する足掛けを左右へ開き、ゴム手袋をつけると、露になったティンのペニスにゴムの管を付け半透明のクリームを双山の中心へ塗りこんだ。
「ひっ…やぁっ…やだぁ…何するの?
ねぇ…何をするのやめて…」
ティンは自分が何をされるのか気がつき騒いだ
「暴れるなっていっただろ!ほらみろよ
隣の部屋の奴は大人しく言うこと聞いてるだろ」
ティンはガラス越しに見える隣の部屋で同じようにイスに固定され足を拡げ男達にコードをつけられている人間を見た。
「あいつはいい子だぞ。
逆らったりしないし、俺達の相手も喜んでするし」
男の一人がティンにチラリと視線を送り。
「お前も…すぐに出来るようになる」
といやらしく笑った。
しばらくすると、ティンの隣の部屋の人物は突然イスを激しく動かして暴れ始めた。
「あの子…暴れてるよ…」
「あれはな暴れてるんじゃない。
よがってるんだよ」
「よがる?」
「ああ、ここでの実験は媚薬なのさ。
人間はな、金が有り余って自分の欲しいものが手に入ると、あとの楽しみは食い気と性欲だけなのさ」
男は話ながら、ティンの体にコードをつけはじめた。
「快感や快楽の刺激ってのを、貪欲に望むは人間だけさ。
媚薬を人間で使用する以上、人間で実験するのが一番だろ。
…もっともおまえ達は人間とはいえないがな」
男は言い終わると、ティンの蕾に塗りたくったクリームの状態を確かめるように、ゴム手袋をし指をその中へと差し入れた。
十分に濡れたティンの蕾は、グチュグチュと音をたててその指を咥え込んでいく。
「随分慣れてやがるな…結果がどうでるか」
「やっ…いやっ…気持ち悪いよ…出してよ…お願…い」
ティンは、目に涙を浮かべながら懇願する。
「これが、今回お前でテストされる新作の媚薬だよ」
男の手に、ルビー色の丸い錠剤が載っていた。
「今から入れるからな、数十秒で中で溶けて効果が表れるはずだ」
「いや!いやだ!止めて止めて!あっああー」
男の指はためらいもなく、ティンの蕾へその錠剤を入れる。
「…十秒経過…十五…」
「んっ…あっ…あっ中が…熱…い…」
ティンの体に変化が起こりだした。
「これから体温の上昇、脈拍の変化イッた回数に持続時間等を調べるから感じなくなったら申告しろ」
「んっ…あっ…あんっ…」
ティンの耳には、男の言葉など聞こえていない。
内側から湧き上がる急激な刺激に、必死に耐えていた。
「…さて」
男はもう一人の男からファイルを受け取ると、それに何かを書きこんでいき、前ページを覗いてふと手を止めた。
「んっあいつ…死んだのか?」
「金髪の奴だろ三日前だったかな。
お前が休んだ日だよ。
使用した薬が粗悪品で有名な会社の品でさ。
狂ったように暴れて酷かったんだぜ……後片付けがな」
男はにがにがしく吐き捨てるようにして言う。
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