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□リクエスト小説@
3P
「ティアンとロンは、幼い頃両親を事故で亡くして、二人でお互いを支えあって生きてきた。
ロンにとってティアンは母であり、姉…それがどこで間違ったのかあいつは……」

「どこか痛いの?
パトリクすごく辛そうな顔してるよ?」

「優しいなティンは。
大丈夫どこも痛くなんてないよ」

パトリックはティンの髪を撫で続けた。

「あいつ、ロンはティアンを姉貴としてでなく一人の女性として好きになっちまった。
決して結ばれちゃいけないってのにさ、バカだよ」

「好き…それ何?」

ティンは不思議そうにパトリックを見た。

「えっ…
うーんそうだな、緒にいると幸せな気持ちになる人ってところかな。
ティンに説明するには難しいなぁ。
それでもロンはティアンに対する気持ちを隠して我慢してたんだけどさ、ティアンが上の人間に見初められて
結婚が決まったらしいんだ。
相手は金持ちだし聞くところによると、いい奴みたいなんだが、そのことでロンはかなりきちまったんだろうな」

(一緒にいて幸せ…。
結婚?…僕にはよくわからないけど、ロンはお姉さんのそのことで嫌な思いをして僕を)


「よお、パトリック。
何、人の事をこいつにペラペラとしゃべってるんだよ、このおしゃべり野郎が」

「ロッロン!」

いつの間にそこに立っていたのか、ロンが険しい表情で二人を睨んでいた。

「ふん、なんとでも言えばいい。
ティンこいよ、また可愛がってやる」

「いっ嫌…僕…僕…」

ティンは、腕を捕られ引っ張られながら首を振る。

「ロン本当にもう止めろよ!ティンは嫌がってるじゃないか」

「そうよ!ロンもう止めてあげて、ティンが可哀想よ」

「リンダ…」

あとから部屋に飛び込んできたリンダは、まだ裸のティンをしっかりと抱きしめ、ロンから奪いかえした。




「――ったくあいつらときたら…」

ロンはパトリックとリンダを無視して、ティンをベッドへ押し倒し続けていた。

「…パ…トリクも…あんっあっ……リンダも、僕の…事、もちろんロンの事を心配して…ひいっ!」

「五月蝿い!
少し前まで言葉も喋れなかったくせに、喋れるようになったらパトリックみたいに、おしゃべりになりやがって少し黙ってろ」

ティを黙らせるためロンは、一気にティンの奥深くまで突き上げた。
そして目に掛かる前髪をうっとおしそうに後ろへかきあげた。
その仕草にティンはドキリとする。
いつもは長い前髪で隠れ気味であるが、意志の強さを表した、しっかりした強い輝きをもつ男らしい瞳が、ティンの心を捕らえたからだ。

(昔の仲間や、僕みたいに弱い生気のない瞳と全然違う…)

そしてロンが時折みせる、不器用な優しさにティンは気がつき初めていた。

(こいつ何頬を染めてやがる…)

ロンは自分の腕の中で、嬌声をあげるティンの様子の変化に、気がついていなかった。

ただティンがか細い体を震わせ、必死に耐える姿を見ていると罪最近悪感を覚えるようになってきた。
そしてその体を、優しくギュっと抱きしめたい衝動にかられることさえあった。

だが、今は自分の苛立ちが先にたってしまう。

「おい!足もっと拡げろよ、俺が動きにくいだろうが」

「ごっ…ごめん…なさ…い…」

ティンがロンの言葉に従い足を開くと、ロンは激しく腰を動かしティンの体を揺さぶった。
その動きにティンの体も揺れる。

「やっ…ああっ…あん…あっあっ…ロ…ン…」

「ちっ…お前があんまり締め付けるから…出すぞ…」

ロンは生暖かい液体を、ティンの中へ流し込んだ。

「…んっ…あっはぁ…」

これで終わりだとティンがため息をついたとき、その体はロンにお互いが向き合うように抱きかかえられていた。

「今日はまだ終わりじゃないぜ」

「えっ?…あっやっやん」

ティンは胸の飾りを、指の平でぐりぐりと押されて背中をそらせた。

「ここでも感じるだろ」

ロンは続けて、胸の飾りを舌で転がし軽く歯をたてた。

「いっ……ロン…やめ…痛いよ」

「痛いじゃなくて気持ちいいだ言ってみろ」

「…」

「何だ、ほら言えよ」

「気持ち…いい」

ティンは、ロンのいつもと違う行動に疑問を持ちつつ言った。

ロンはその言葉に、少し満足気な顔をし、今度はティンのペニスを口で咥えしゃぶる。

「!ロン…ダメ…やっやだ…出ちゃうよ…」

「なら出せばいい…」

ロンは舌を器用に使い、ティンを高みへ導いていく。

「やっやぁんっ」

ティンはロンの口の中へ欲情を放出した。


(今日のロン…いつもと違う…どうし…)

ティンは満ち足りた気分で、そのままゆっくりと瞼を閉じた。

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