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□リクエスト小説@
2P
事実、春に好意をよせる野郎の多いこと多いこと。
数えきれないほどの奴らに、春はその気はない!つきまとうな!と言ったことか。

「まあ、たかが男同士のことだろ。
その内可愛い彼女でも出来て、そんなこと忘れるって」

「そうかもしれないけどさ、一応気をつけておけよ」

「サンキュ。
大丈夫だって野郎の一人や二人になら、ケンカで勝つ自身あるし」

戒は力拳をつくった。




それから三日後…


掃除当番の為、ダラダラと床の掃き掃除をしていた戒は、息を切らして教室に飛び込んできたクラスメイトに呼ばれた。

「能美!能美!やばいっやばいことになってんぞ」

「どうした、何かあったのかよ」

ただならぬクラスメイトの様子に、戒は慌てて駆け寄る。

「渡来なんだけど……。
今数人の野郎どもに囲まれて、体育倉庫の方に連れていかれて……」

「マジかよ!そいつはやばいな。
サンキュ教えてくれて、俺行ってみるわ」

戒は手にもっていたほうきをほうり投げ、教室から飛び出した。



はぁはぁ…

階段を一気に駆け下り、靴もかかとを踏みつけたまま体育倉庫へたどりついた戒は、荒い息を整える。

(ここに…中に何人いるかわかんねーから、油断できねーな)

「それにしても俺もここまで春の為に体はるなんて、バカ野郎なのかもな」

戒はボソっと呟く。
だがここで春を見捨て、知らない顔をするのは自分で自分が許せない。
戒はそっと体育倉庫のドアに耳を当ててみた。
ドアは思った以上に分厚く、中の音はよく聞こえない。

ドアに手をかけ、戒は中を覗き込んでみた。
薄暗く体育倉庫独特の石灰や、ゴムのようなにおいが鼻をつく。

(人がいる気配がないな。
体育倉庫じゃなくて、他の場所に連れていかれたのか?)

戒はそう思い踵を返したが、ふと中でもの音が聞こえた気がしてもう一度、今度は奥の方までそっと足を忍ばせて歩みを進めた。

「うっ!」

突然戒は、暗闇から飛び出してきた人影に体を拘束された。
それも一人や二人ではなく、最低でも四人はいるようだった。

「やっぱりきたな。渡来のナイト気取りの野郎が」

「そりゃくるだろうさ。
大事な渡来の一大事だもんな」

「それとも、渡来が犯られている所を期待してきたのかもよ」

「それ酷いな。恋人が輪姦されるのを見たいなんて変態だな」

その複数の声に、戒は覚えがあった。

「お前ら、もしかして……」

「そうだよ、渡来への恋路をお前に邪魔された、可哀想な男達だよ」

男の一人が吐き捨てるように言った。

「わっ渡来はどうしたんだよ」

「渡来?
ああ、それはお前をここに誘き出す口実。
お前のクラスメイト君は、ちょっと脅かしたら進んで協力してくれたぜ」

「なっ…」

男達は戒をズルズルを引きずりながら、更に奥へと連れていく。

「何する気だ!集団リンチか?
集団にならないと出来ないなんて、情けないよなお前らも」

戒は虚勢を張る。

しばらく引きずられ、ドサッとマットらしきものの上に放り投げられた戒は、慌てて体を起こそうとしたが、すぐに押さえこまれてしまった。

(くそっーこんな人数相手じゃ、俺勝てないじゃねーか。
まずいって、俺どうなるんだよ)

「あっ、そうだ、小耳にはさんだんだけどさ、お前女が苦手なんだって?
じゃあ、お前も俺達と同じじゃないか」

「っ同じじゃない。
俺は苦手なだけで、嫌いじゃない。
それに男が恋愛相手でもない!」

暗闇の中から男達の含み笑いが聞こえた。

「何がおかしいんだよ!」

「別にぃ〜それなら俺達が教えてやろうかと思ってさ。
男の良さってってやつを…」

「男のよさ……」

戒は喉をゴクリと動かした。
そして唇が乾いていくのを感じる。

「リンチなんてしてケガさせたら、すぐばれちゃうじゃん。
そんなこと俺達がするわけないだろ。
それより輪姦したほうが訴えられないし、ショックがでかいだろ」

男の一人の手が戒の股間へ伸びる。

「!っやめろ!」

「残ねーん。もう逃げられないぜ能美 戒くん♪」

男達の手が一斉に戒の衣服を脱がしにかかった。

「よせよ!やめろぉー!」

戒は無我夢中で暴れるが、制服のネクタイで両腕を頭の上で縛り上げられ、それを壁に固定されている棚の足に結び付けられてしまう。
すぐに、四人がかりでズボンまで脱がされた。

「頼むから…もう止めてくれよ、ほんの悪戯だろ冗談なんだよな」

「悪戯はある意味あってるけど、冗談じゃないぜ。
これも頂くぜ」

男の一人が戒の下着に手をかけて、下へと引きずり下ろす。
下半身が皆の目に露にされ戒は叫んだ。

「ひっ!嫌だ!いやっ頼む本当に真面目に止めてくれ!」

「ははは、俺達に手紙を突っ返したときの能美とは別人みたいだな。
いいざまだぜ。
ここなんて縮こまっちゃってさ」

一人が戒のペニスを指先で軽く弾いた。

「痛っ…やめてくれよ…やめて…」

戒はちょっとした痛みに体を固くした。

(俺…犯られちまうのかよ。
人事じゃないんだ…なんでこんなことになったんだよ)

「しまったな、手を先に縛ったから上の服が脱がせねーじゃん」

「無理に脱がさなくても、ボタンを外すぐらいでいいだろ」

戒は、制服の白いシャツのボタンをブチブチと引きちぎられる。

「いやっ!嫌だ!見るな見るなよ!」

ほどんど裸同然の姿にされ、戒は男達の視線から逃げるようにして顔を背ける。

「男でもな、ここで感じるんだぜ」

胸の飾りを指の平で軽く押すようにして、グリグリと刺激され戒はさらに体を固くした。

「アレ?これぐらいじゃ足りないか。
じゃあこれは?」

「いっ痛っ痛い!痛い!手を離せ!」

飾りを指先で強く摘まれて、戒は悲鳴をあげる。

「痛い?本当は気持ちいいんだろ正直に言えよ」

戒は黙ってそいつを睨みつけた。

「なんだよその目気にいらねーな。
少しぐらい優しくしてやろうかと思ったけど、やーめた。
おら足開けよ!」

男が戒の足の間に体を入れようとするが、戒は必死で足に力をいれそれを拒んだ。

「このヤロー。
開けって言ってるんだよ!」

キレた男達に体中を、よってたかって殴られ蹴られ、戒の抵抗は次第に弱まっていった。

「……初めからこうしてろよ」

「…嫌だ…助け…」

ぐったりとした戒の足を肩にかつぎ、男がその中心をいきなり貫いた。

ー!!−

すでに体中が痛みに満たされていた戒だが、経験をしたことのない激痛に声も出せずに、目を見開き口を大きく開く。

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あきゅろす。
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