□リクエスト小説@
5P
「お前ら、彼の足をそっちに、そう頭の方に拡げてOKそれでいい」
自分でも見たこともない恥ずかしい部分を先輩にさらけ出す恰好にされ、俺の頬が赤く染まる。
「いやっ…これ以上…何を…」
先輩の手に握られた短刀にビクつきながら、俺は小さな声で聞く。
「これが鬼頭くんの中に入りたくて疼くからね」
ジッパーを下ろし自らのペニスを出した先輩は、それを俺の双山の中心に押し当てる。
「イヤっイヤっ…先輩…それだけは…」
俺は首を大きく横に振る。
「可愛い抵抗だね鬼頭くん。
本当はもっと苛められたいんでしょ」
可愛い抵抗?
俺は歯を食いしばる。
こんな屈強そうな野郎どもに、体をがっちり押さえ込まれて身動きなんて取れるはずもない。
その上、今までさんざん短刀で俺をいたぶり続けてこれでどう抵抗しろっていうんだ。
「さて入れちゃお♪」
先輩は腰をすすめる。
「ヒッ!ヒイッ!」
固く閉じた蕾に無理矢理ねじり込まれて、俺は体を強張らせる
「うーんまだ全然入らないね、よいしょ♪」
「!痛い!痛い裂け…裂けちゃうよ…」
先輩は笑う。
「だって裂けるように入れてるからね。
裂けてくれないとダメでしょ?」
俺の蕾が限界まで押し広がるのがわかる。
「あっ…切れたねほら、血が」
「ふぇっ…痛い…痛いよ…ゆる、許して先輩…俺本当にダメだよ…痛くて…死んじゃうよ…」
経験したことのない痛みに俺は弱音を吐いた。
「こんなぐらいで死んだりしないよ。
それより“もっと苛めて下さい”って言ってもいいんじゃない」
「ギっひいっ…あうっ!」
一気に奥まで貫かれ俺は、そこから意識を失った。
◇
「んっ…」
「おっ目が覚めたか?坊主」
「…ここ…いや、あんた…誰?…」
俺は全身の痛みに顔をしかめた。
「一応手当てはしてやったから、化膿はしねーと思うけどな。
……まぁ坊主も運が悪かったな。
よりによってうちの若に気に入られるなんてな」
俺の側に座る男は、もちろんヤクザの下っ端なのだろうが外見に比べて思いのほか口調は優しかった。
「体中が…痛い…」
俺は息をそっと吐く。
大きく深呼吸するだけでも、体中に痛みが広がったからだ。
「若のサドっ気と男に惚れる性癖は最近からなんだがな。
いやそうでもねーか、昔は自分で気がついてなかったんだろうな。
ヤクザの息子ってことで、学校とかでいつも一人ぼっちで言葉数も少なくて、可愛い顔してるのによ、暗れーガキだった」
「…」
俺は黙って男の話しに耳を傾けた。
「それがだ、成長するに従って自分の権力に気がついた。
暴力で人を従わせることが出来るってな」
「だけど…人の心までは従わせられない…よ…」
男はそんな俺の言葉を鼻で笑った。
「ここでは変われ。
でないと殺されちまうぞ」
「殺される…って」
「言葉どおりだよ。
若はあの通りの性格だ。
欲しいものがあればなんとしても手に入れたがる。
邪魔なものがあればそれを排除してもな」
(排除…やっぱり近藤は先輩に…)
俺は強く目をつぶる。
「まぁオレには関係ねーが、素人さん、しかもまだガキにそういうことすんのは気がひけるからな。
じゃあ一応警告はしてやったからな。
あとは坊主が自分で考えな」
男はそれだけ言うと部屋から出ていった。
残された俺は痛みをこらえて、仰向けになり天井をただボーと見つめていた。
◇
「鬼頭くん♪傷はよくなった?」
先輩が俺に抱きついてくる。
「…なして下さい…」
「んっ何?」
「離して下さい…」
俺は先輩の顔を見ないようにして言葉を吐き出す。
「…ったく僕に逆らうなんて…嬉しいじゃない♪
それでこそ虐めがいがあるってもんじゃない」
◇
「うっ…あうっ…」
「痛い?鬼頭くん。
痛くなんてないよねこんなに喜んでるじゃない」
胸の二つの飾りにつけられた洗濯バサミを指で弾かれ
て、俺は背をそらす。
両手は後手に手錠で繋がれ、首は何度も気を失う寸前まで絞められた跡がついていた。
濡らされてもいない蕾に、何度も無理矢理突き入れられ床には蕾から流れた血が点々ついている。
「…痛い…よ…喜んでなんていない…先輩…」
「そう?じゃあこれは?」
「やっ!だっ駄目…。
あん…ああっゆる、許して…もう許してぇー」
先輩は俺の前立腺を激しく刺激しながら、手で俺のペニスを優しく愛撫し快楽を与えてくる。
今度こそははっきりと拒否するはずの気持ちは、痛みと快楽を交互に与えられてあっという消えうせていく。
もっとも前に、あの男から忠告されたことが頭から離れていないせいもあるのかもしれない。
(――まだ死にたくない…)
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