□リクエスト小説@
5P
しかし、紐は解かれることはなかった。
「まだまだ、躾が出来てないから、まずはこれで」
懐から裕也は、四角い箱のようなものを取り出した。
昨日のスタンガンを思い出し、雅治は体をビクリとさせた。
カシャッ カシャッ
雅治の耳に、聞きなれた音が聞こえる。
「なっ…裕也それ…」
「見てわかる通りのデジカメ♪
片瀬くん今、すごくいい被写体だよ」
「やっやめろー」
裕也はそんな雅治の叫びを無視する。
「うーん、やっぱりこれ、入れといたほうがいいね」
「ひっ!入れるな、もう入れるなぁー」
蕾にバイブを挿入しなおされた雅治は、カシャという音が響くたび、自分の体温どんどん下がっていくような
気がした。
「さてと、これでOK。
あんまり挿入し続けてて、ここが締まらなくなったら困るよね片瀬くん…」
もう、雅治には何も言う気力はなかった。
「それにお腹も空いてるだろ、食べさせてあげるよ」
裕也は持ってきた袋から、パンを取り出した。
「はい、あーん」
ちぎったパンを裕也は、雅治の口もとにもっていく。
「…あれ?食べたくないの?
お腹すいてるだろ?」
雅治は顔をそむける。
(俺を、こんな目にあわせたお前の手から食べるもんか!
そのパンだって、何かしこんでるんじゃないのか?)
「ふーん食べないんだ。
いいよ、じゃあ上の口がダメなら、下のお口に食べさせてあげようかなー」
裕也の手が、雅治の脚の間へと移動する。
「よせーー!これ以上何するんだ!!」
「何って、反抗的な態度とるからさ、自分が悪いんだよ片瀬くん」
「わあぁぁぁー」
蕾に柔らかいものと、裕也の指が入り、雅治は情けない声を出す。
「もっと、食べる?」
「いっいらないっ、中に入れたの…出せ!出せよ!」
「出して下さいだろ、これだからバカは困る」
大きなため息と共に、裕也はまた雅治の中に、パンの欠片を入れた。
「ひっ…ごっごめんなさ…い出して、出して下さい」
雅治の言葉に裕也は、綺麗な顔をさらに輝かせ笑う。
[前へ][次へ]
[戻る]
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!