□リクエスト小説@ 4P 「おいっ!起きろよ日永!起きろっ」 「…んっ…ひっ!こっ古香…くん…」 「んだよ、人の事を見てあからさまにびびんなよ。 ―ってびびんなって言うほうが無理か、俺お前の事苛めてる、いじめっ子だからな」 「…」 瞬は、夏彦と視線が合わないように目を床へと移動させた。 「何、しかとしてんだよ!俺の顔見ろよ」 「ひいっ…ごっごめんなさい、ごめんさない」 頭をかかえて震える瞬に、夏彦は満足するように目を細めた。 「いいか、わかってるよな日永。 お前は俺の下僕で奴隷だから、俺の言うことには全て従うんだ。 だからこのことは、誰にもしゃべるんじゃねーぞ!わかったか!」 「…」 「わかったか!って言ってるんだ。 自分は、男とヤルのが好きなんだ、俺とは何も関係ないって言え!」 髪の毛をグっと掴まれて、上を向かせられた瞬は、目の前の夏彦に、自分の全てが恐怖に支配されていくのを感じた。 「…う…うん、僕は…誰にも話さない…男に…男にヤラれるの…が……が……」 「おらっ早く続きを言え!」 「…が好…き…古香くんと…関係ない」 「ははは、よーく出来ました」 夏彦は、涙を流しながら言い終わった瞬を床に叩きつけるようにして、押し倒した。 [前へ][次へ] [戻る] |