□リクエスト小説@
2P
「それじゃあ行ってくる…」
そう言いながら達也は、要にちょっと甘えた感じの視線を送る。
「んっ父さん、何か?
もう行っていいよ」
その視線に気がついていながら要は、わざと気がつかないフリとした。
「…その…要…いつもの…くれないか?」
「いつもの?何?」
要はおいでと達也に手招きした。
「何かをねだるときは、それなりの代償をくれないとダメだろ」
「…」
達也は黙って要の前で立膝をつき、要のズボンのジッパーを下げると手馴れた様子で要のペニスを取り出し、それを咥えた。
「そうそう、父さんも
わかってきたじゃないか」
ペチャペチャと音をたてながら達也は、要を早くイカせようと必死に舌を使いペニスをしゃぶった。
「…んんっ…上手く…んっなったね…
父さん…ご褒美に前よりおこずかいを、沢山あげよう…かな…んっ!」
要の言葉に、達也は舌使いに気合をいれた。
「くっ…んっ…父さん…イク…よ。
ちゃんと飲んで…
んっふうっ!」
要は高まった快楽が、もたらした欲望を達也の口へ放出した。
「んぐっ…ううっ…ぐっ」
達也はむせながらも、要の欲望を喉へと必死に流しこんだ。
「ごほっ…これでいいだろ要、早くこずかいをくれよ」
「…んっ」
懐から厚みのある財布を取り出した要は、一万円札を何枚か取り出し達也へ渡した。
「へへ、サンキュ♪要、早く帰ってくるからさ」
しぶい顔をして口元を拭った達也だったが、現金を手にしたとたんすぐに喜びの表情を浮かべ出て行った。
◇
「ふふ、相変わらず単純だな…父さんは、いつまでも俺のモノなんだ…いつまでも…」
一人部屋に残った要はゆっくりと満足そうに呟いた。
(どんなに金を持っていても、無類の女好きな父さんでも、女とは浮気出来ないよ。
ペニスに縛りつけた皮ベルトが、少しでも緩んでいたり外した跡が残っていれば、俺は今後一切父さんに金をやらない。
それは父さんが一番わかっていることだろ?)
要は心の中で達也に言い聞かせるように言った。
[前へ][次へ]
[戻る]
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!