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□リクエスト小説@
最終P
「飲め…」

矢嶋は楓の唇から唇を離し楓の鼻と口を塞ぎ命令する

「…ぐっ…」

息苦しさにたまらず楓はその錠剤を飲み込んだ。




「んっ…あっ…はぁ…んんっ…」

楓は体の内側から湧き上がる感覚に甘い吐息を漏らす

(体が…おかしいよ。僕どうなったの?)

「さっき飲ませた薬が効いてきたな。
後ろにもたっぷり薬入りのクリームを塗ってやるから今日は遠慮なく喜べ」

「やぁっ…いやっあぁぁぁー!あっ…あんっ…んあっ…」

昨日には味わうことのなかった違う感覚に楓は腰を振った。

(変だよ…昨日は痛くて辛いだけだったのに、今日は昨日みたいな…刺激が…欲しい…)

「奥の方がムズムズするんだろ。
昨日のコレが欲しい、そうだろう」

矢嶋は手に男性器をかたどりいたるところにイボがついた怪しい道具を持ち、楓の目の前でチラつかせた

(えっ…昨日はあっあんなモノを入れられていたの?)

楓が返事をする前に矢嶋はその道具をグッショリと濡れた楓の蕾へ押し入れた

「あっひいっ!」

楓は声をあげるがその声は嬌声に近い

「気持ちがいいだろ…もっと奥へもっと刺激を与えてやる」

矢嶋はそう言って楓の両膝の下に紐を通しM字になるようにパイプに吊るした。
これによって楓の体は中に浮くかたちとなりユラユラと揺れた。

「いやぁっ…こんな格好…恥ずかしい…降ろして…ご主人さま…」

「お前は喘ぎ声だけを出せばいい」

そして、矢嶋は楓の中に納められた道具を
上下にゆっくりと抜き差しした

「あっはぁっ…ああんっ…やめっやめ…んっ…」

楓は抜き挿しされるたびに薬の効果で体を突き抜ける快感に体を震わせ嬌声を上げた。

「やめていいのか?」

「…んんっ…違…う、やめ…ない…でぇ…。もっと…ご主人さま…」

楓は理性を失い快楽を求め矢嶋に懇願した




「ほほう…これはこれはいい光景じゃな」

「誰だ!」

矢嶋は背後からの声に振り返った。

「誰だとは酷い言い方じゃな」

振り返った矢嶋は年配の男の姿に呟いた

「鹿山(かやま)さん…」

「お楽しみのところ悪いの。どれ?
ははーこれは篠北の一人息子じゃな。
借金をこさえて没落寸前のところを誰かが助けたと噂を聞いたが君だったか」

「…ええ」

「なるほど…なに隠す必要はない。
この子を狙っていた輩は多かったからのぉ。
君もその一人だったというわけか」

鹿山と呼ばれた年配の男はふぉふぉといやらしく笑い
矢嶋に提案を出した

「どうじゃ、この子を一晩ワシに貸してくれぬか?
調教は出来ているようじゃし。
ほれ、この前君が言っていた会社の買収の資金を利息なしで貸してやるぞ」

鹿山の申し出に矢嶋はしばし目を閉じた

「鹿山さんには昔から随分お世話になっていますね…」

楓は思考が働かないままぼんやりと思う

(僕を…貸す…この人に…?…)

「―ですがこの子をお貸しするのは申し訳ないのですがお断りします」

矢嶋はやんわりとがしかしはっきりと断った

「そうか…まぁよい。
今回はあきらめよう。
何、こんなことぐらいで君に愛想をつかすワシではない安心しなさい」

「ありがとうございます」

矢嶋は頭を下げた。
そんな矢嶋と楓をチラリと見て鹿山は意味ありげな含み笑いを浮かべ、何事もなかったようにして部屋から出て行った

(くそじじいが…。
少しの恩で俺に貸しをつくったと思っているのか、しかも人の家に勝手に入ってきて何様のつもりだ!)

矢嶋は心の中で鹿山に悪態をつくが、頬をピンクに染め短く呼吸しながら喘ぎ続ける楓の姿に目元を少し和らげた。
そして楓の蕾に納められた道具を一気に引き抜く

「ひぁっ…!」

楓は圧迫感と違和感から解放されたが、快楽からは解放されず体の奥のむず痒さに矢嶋に訴えた。

「ご主人さま…まだ…まだ足りない…体が変になり…そうです」

「なら、俺のこの苛立ちをお前の体で慰めろ」

矢嶋はパイプに宙吊りになった楓の体を下へ降ろし、そのまま抱き上げベッドへ運んだ


「ああーっ…ごっご主人さまぁー。
もっと…奥まで…あっあんっあっあっあー」

楓は矢嶋が腰を動かすたびに淫らで甘い嬌声をあげた。

(こいつは絶対誰にも触らせない俺のものだ!
俺がこいつに嫌われているのはわかっている。
だが…そうあの時パーティーで出会った瞬間俺の腕に抱いた瞬間に俺はこいつが欲しいと思った)



すべてが終わり自分の横で小さな吐息をたて眠る楓の髪を矢嶋はそっと撫でた。

(「金と力で人をねじ伏せる人は嫌い」…か)

矢嶋はあの時の楓の言葉を思い出し眉をひそめた。
そんな矢嶋の思いも知らず楓は夢を見ていた

豪華なガラスの鳥かごに、一羽の小鳥がガラスのかごに守られて何不自由なく過ごしていた。
ところがある日、ほんの些細なことでそのガラスの鳥かごは一瞬にして粉々の砕け小鳥は外の世界に放り出された。

チッチッと鳴いているだけの小鳥は、あっという間に猫に捕らわれ猫によっていたぶられ爪で体に傷を負った。
それでも猫の手から逃れることは出来ずされるがままになっていた

いつしか小鳥はその痛みに陶酔し猫にいたぶられるのを待つようになった。

そう、小鳥はガラスの鳥かごの中から外の世界にいた自由で強く美しい猫を好きになっていたからだった…




〜完〜

◆◆◆あとがき◆◆◆
ふふふ…前ふりと道具調教で生Hが
あっという間でしたこんな事なら
道具調教をもっと激しくしても
よかったかな?(おいおい)
でも楽しく書けた作品です♪
それではここまで読んで下さいまして
ありがとうございました。



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あきゅろす。
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