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□リクエスト小説@
最終P
「お願い聞いてくれるよね海」

「…」

海はビクビクと腰を震わせゆっくりと頷いた。


「ひっ!あっあっ…ああー」

先ほどの道具ほど圧迫感は感じてはいなかったが、全く異なる感触に海は悲鳴を上げた。

「海の中…気持ちいい…。
あったかくて…僕のおちんちんをキュッて締め付けてきて」

空はうっとりと頬をほんのり染めため息をついた

「あっああー空、もう…いいだろ…出して…生暖かくて…気持ち…わる……んあっ」

「そんな冷たいこと言わないでよ海。
僕はもっともっと海を知りたいよ」

「あっあうっ空、空ぁ許して……もう許して…」

ズブリとさらに奥まで突き上げられて海は哀願した。

「許す?何それ?
二人で気持ちよくなろうよ…ねっ」

空が腰を激しく動かすと二人が繋がる部分から、グチュグチュと粘着質の音がたち粘りを持つ液体が、海の太ももを伝わり床へとゆっくりと垂れていった。

「んあっ…んんっ空、動くなよ…はっあん…あっあっ…」

「気持ちよくなってきたみたいだね…
僕、そろそろイキそう…海は?」

「イキたい…早く、空これとって…」

根元をきつく縛られた海のぺニスは、欲情を放出することが出来ずブルブルと震え、先端から先走りの汁を垂れ流し続けていた。

「あっごめんね、忘れそうだったよ。
じゃあね一緒にいこう」

空は海のペニスを縛りつけた紐を解く寸前に、自分の欲情を海の中へドクドクと流し込んだ。

「いっ!いやっ!あっ…ふうっ…」

流し込まれた液体の違和感と気持ち悪さを感じた瞬間、海はペニスの紐を解かれて欲情を解放し背中で大きく息をした。

「はっ…ぁ…海の中は最高だよ。
僕の方がちょっと先にいっちゃったけど許してね」

空は海の中からペニスをズルリと抜くと笑った。




「一卵性の双子だから当たり前なんだけど、本当に二人共そっくりね。
叔母さんには見分けがつかないわ」

久しぶりに会った叔母は空と海を何度も見ては口にした。

「そうね。
でも外見はそっくりだけど性格は全く反対なのよ。
空は大人しくて優しい子で、海はしっかりしていて気が強くて」

母親がそういうのを海は複雑な気持ちで聞いていた。

「あら、そうなの?
そうね言われてみれば空くんの方が優しい顔つきをしているわね」

そう言って顔を覗かれた空は少し照れたような顔で笑いながら

「そんなことないよ。
海だってすごく可愛い顔するよ」

と言った

「そっ空何を言って…」

海は慌てて空の言葉を否定しようとした。
他人にはわからなくてもそれが『あの時』のことを言っているのだとわかったからだ。

「あらあら、本当に優しいのね空ちゃんは」

叔母は深く気にするわけでなくそう口にし、再び空と海の母親と雑談をはじめた。






「空…もうやめてくれよ…俺、嫌だ」

「嫌だって言っても僕に抱かれてすごく喜ぶ淫乱のくせに」

空は海と二人きりになると表情も口調もガラリと変えた。

「そっそんな事…」

「あるよね。わかるよ。
僕達双子だろ顔も体も心も一緒…もともと一つだったんだし」

空は海の腰に手をまわし、そのままその手をなだらかに盛り上がる双山へ移動させた。

「空…」

海はどこか熱っぽく空の名前を呼んだ。

「今日はどうやって抱いて欲しい?海」

空の手は優しく海の尻を撫で回す。
それに海は反応し呼吸の感覚が短く荒くなっていった。

「あっあんっ…もっと…もっと…そんなんじゃ感じない。
空、違うものが……欲しい」

「欲張りだな海は、僕の方が参っちゃうよ」

空は嬉しそうに笑い、ふと

「あのときのジャンケンで僕が負けて、立場が逆だったら今頃どうなってたのんだろうね」

と海に話しかけた。
海は空のその言葉に心の中で呟いた

(顔も体もそっくりだけど…一つだけはっきりと違うものがある
それは…)

海は最後の言葉だけ声に出して言った。


「それは…心だよ」

「んっ何?何か言った海」

「なっ…あっでも…あんっ…ない」

海は空に体を翻弄される間、自分とそっくりな空の顔を見ていた。

(空と俺は違うんだ…こんなにもそっくりだけど一つだけ全く違うんだ。
だから空がジャンケンに負けてたとしたら、こんな風に俺は空と関係をもつことはなかった…きっと…)

海はもう一度自分に言い聞かせるようにしてそっと瞳を閉じた。

〜完〜

◆◆◆あとがき◆◆◆
双子という萌え萌え設定を頂いたというのに
(夜月 朧さんありがとうございます)
自分のふがいなさを感じてしまいました。
空の変貌ぶりの表現がなってない!
ここ最近は自分に反省ばかりなのでいつか燃え尽きたぜ!
これでどうだ(笑)という作品が書けるよう頑張ります!
それではここまで読んで下さいましてありがとうございました。

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