□小説@ 9P 「うっ…ぐすっ…根岸先生、ごめんなさぁい…僕、僕」 南は泣きべそをかきながら、自分のズボンのジッパーを下ろしたが、なかなか自分のモノを出すことが出来なかった。 「ぐずぐずするな!このノロマ!」 南の兄は、我慢の限界だとばかりに南の手を払いのけ、ペニスに手を伸ばしそれを強引に出した。 「痛いよぉ〜お兄ちゃん…手を離してよぉ…ぐすっううっ」 「ほら、もっとこっちにこい!ここに入れるんだ、そんなに離れてたら入れられないだろうが」 「…無理だよぉ〜そんな所に入れるなんて出来ないよ…許して、お兄ちゃん許してよ」 南は首を横に大きく振った。 「―ちっ、本当にイライラするヤツだなお前は、わかった入るってわかればいいんだろっ! たくっ俺の弟とは思えない…使えねーヤツだ全く…」 ブツブツと呟きながら南の兄は、部屋の押入れを開けるとゴソゴソと何かを探し出して、それを南に見せた。 「…何…?これ…」 南はそれを見て目を見開いた。 それは、中学生の南にとっては、初めて目にするもので、とてつもなく異様なモノに映った。 「これは、『大人のおもちゃ』だ。 よく見ろよ似てるだろ?ココに…」 南の喉が好奇心を動かされたのか、ゴクリとなった。 「それ…入れるの?」 「ああ、入れるんだよこうやって…な!」 「う―!」 硬く閉じた蕾に、無理矢理道具を挿入されそうになり根岸は体を強張らせた。 「――女みたいに濡れてないからやっぱり無理か。 くそっ何か、すべりやすくするもの… 南!台所から油持ってこい」 「あっ油…」 「いいから早くとってこい!」 南は慌てて部屋から出ていくと、台所から油を持って部屋に帰ってきた。 「お兄ちゃん…これでいいの?」 「早くかせ!」 南の兄は南の手から奪い取るようにして油を受け取ると、それをたっぷりと道具に塗りつけた。 「こっちにも塗りつけておくか」 「んんっ…ぐうっ…ううっ」 蕾にもトロトロと油を垂らされて、根岸は気持ち悪さに顔をしかめ、腰を揺らした。 「ほら、見ろよ。 気持ちいいから腰振ってるぜ。 こいつ変態だな」 (なっ何て言った!…お前こそ、イカれた頭の変態のくそ野郎だ!) 根岸は心の中でしか毒づけない自分が情けなかったが、それでもそう思わずにはいられなかった。 [前へ][次へ] [戻る] |