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ノンケをとりあう話(斎藤と尾浜と久々知)

※ノンケ兵助
 ホモ尾浜、斎藤




「勘ちゃん今ヒマ?」なんて兵助からメールが来たから、返信なんて送らずに急いで原チャリに跨り、バイクを走らせた。
俺の心は今日の気温のように暖かく、ポカポカした気持ちだ。鼻をくすぐる花の香りが心地よい。


バイクで5分、無精な兵助の代わりにポストを確認し、ダイレクトメールを2、3通取りそのまま階段を登る。二つチャイムを鳴らし自分であることを部屋の住人に知らせ、応答もないうちに部屋のドアを開ける。

「あ、尾浜くんだあ」

その間延びした声、甘ったるい顔。そこに居たのは本来ならばここにいるはずではない人間で、というか会いたくない人間で俺の澄んだ心が音をたてて崩れていった。

「なんで斉藤さんがここにいるんですか」

「あ、うん。昼ご飯にパスタ作りすぎちゃったから兵助くんにも食べて貰おうかと思って」


お隣さんだし


なんでこの人が兵助の隣なんかに住んでるんだろう。兵助の穴狙ってんの見え見えじゃない。

まあ、俺も人のこといえないけどね。

「あ、勘ちゃん早かったね。」

「うん、兵助に会いたかったから」

「はいはい」

ふっと笑う兵助のその顔は信頼したものにだけ見せる顔だ。
その笑顔にこちらも頬が緩む。金髪ホモ野郎へのイライラは飛んでいったようだ。



「あ、兵助くん昨日置いてっちゃった皿どこにあるかなあ?」


…イライラだけじゃなくて、斎藤さんも跳んでってくれないかな。




この暖かい春風と一緒に





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5年と斎藤さんを絡ませよう計画!

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あきゅろす。
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