[携帯モード] [URL送信]
お寿司が来ない(鉢屋と尾浜と久々知)

※3人でお寿司を注文したようです。なのに待てど暮らせどお寿司が来ないようです。
会話文



「勘ちゃん、出前って普通どれくらい時間かかるものなんだ?」

「30分から1時間かなあ。ピザだったら到着予定時間より遅かったら安くなったりするんだよ。俺交渉してみよっかな!」

「止めとけ、さっき電話した時値段についての交渉もしてみたが当店ではそのようなサービスをしておりませんので、の一点張りだったぞ」

「さすが鉢屋!客にしたくない奴ナンバーワン!行動早いなあ」

「うっせ、お前みたいに笑顔振りまきながら嫌み言う方がよっぽど面倒だろ」

「鉢屋ほど好戦的じゃないもーん。あ、兵助さ。ちょっと出前に来た人に交渉してみてよ」

「あ?」

「兵助の話術と甘いマスクで相手を撃ち落としてみてよ〜」

「勘右衛門…だからさっき電話で無理って言われたっつってんだろ」

「兵助聞いて」

「オイ、無視すんな」

「みんな誰でも最初は無理だって思うの。でも諦めたらそこで試合終了なんだよ?」

「良いこと言ってるようで全然意味分かんねえから。まじ黙れ、コラ。兵助さん純粋だからね、洗脳されちゃうからね」

「…分かった。やってみる」

「ほらなあ!!」

「あ、チャイム!ほら。お寿司来たんじゃない?兵助!」

「…お前兵助遊びに使うのマジやめてくんない?」






「おかえりーどうだった?」

「半額にしてくれた。今回だけの特別サービスだって」

「「うっそ!!!」」

「言ってみるもんだな」

「え、兵助。何、どうやったの?」

「俺の携帯番号教えるのと引き換えに」

「その人大丈夫!?完璧兵助に撃ち落とされてるけど!!」

「問題ないよ。嘘の番号教えたし。まあまあ、早く寿司食べようぜ」

「「兵助さん…こわ…」」




1012
店員さんの名前は"斎藤"というそうです。久々知が何をするでもなく勝手に撃ち落とされたようです。






[*前へ][次へ#]
[戻る]


第3回BLove小説漫画コンテスト開催中
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!