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鉢屋くん日記
※現パロ
高校生



おいおい、大丈夫ですか兵助さん?眉間にシワすげえぞ。
うわっ顔恐っ、こんなに兵助怒ってんのに気付かねえハチもすげえな。まぁまぁ楽しそうに女の子と談笑しちゃって…

ガタン

あ、

「わりい、俺用事」

うわー兵助さん空気壊しすぎ!女の子驚いてるから!

「おい、へいす…」

「あーいいよ、ハチ俺が行く」

ああ、わりい。なんて、兵助が怒った理由にも気付いてねえらしいな。いや、兵助が怒ったことにも気づいてないなこいつは、まあ、いいや。
教室をでて階段をひとつずつ、ゆっくりと昇る。夕日でオレンジに染まった非常階段があいつの特等席(反省する時の)

どうせそこに居るんだろう?
ほら、いた。

「よお、兵助」
「…三郎」
「ハチは別にあの子のこと好きじゃねーぞ」
「分かってる」
「あの子はハチが好きだろうけど」
「分かってるよ、うるせえな」
「…じゃあ、知ってるか?」

(ハチがお前を好きなこと)

「何をだよ」
「…お前がバカだってこと」
「お前いっぺん死んでこい」

知ってることを言わないのは罪?でも言わなきゃ誰も気づかないならもう少しだけ


ハチはバカ
兵助はバカ

でも俺がいちばんバカ



鉢屋くん日記


竹→←久々←鉢でした。
好きだから教えてあげたいけど、好きだから教えてあげない
狡い自分がイヤだけど言わないことは罪にならないよね、そう言い聞かせる鉢屋くん
かわいそうな鉢屋もすきです。




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