いっぱち物語(仮) 8 あれまあれま、やだよやだよやだよーなによこの子。もう、ね、生理的にムリだわー。見ないでほしい。会長もオレも無いものとしてほしい。ちゅーか会長を見ないでほしい。何かが減る気がするー。 「お前何でコイツの後ろに隠れてんだよ!そんな人見知りしてると友達できないぞ!!俺だからいいけど他のやつにはそんな態度とんなよな!!」 知らんし!お前だからだし!余計なお世話だし! 「それより2人共格好いいな!名前何て言うんだ!?」 「何でテメェはそんな偉そうなんだ?人をどうこう言う前にテメェが名乗れ」 会長眉間のシワパネェwもみもみしてもこりゃあ治んねーわw 「あ、そっか!俺は本宮 星輝(もとみや しょうき)!よろしくな!お前等は?」 片眉上げた会長は、彼的にその転入生の素直な発言は面白く感じたらしい。口端上げて笑ってらっしゃる。うーわ、チョーヤな予感ビンビンー。 「星輝、な。俺様は印南 太輔(いんなみ たいすけ)だ。よろしく頼むぜ」 「太輔な!お前は?」 初対面で名前呼び捨てちゃったよ!この子1年っしょー?会長3年なのにー。オレも2年なのに敬語も使いやしねー。ちっ 「………」 「おい!聞いてんのかよ!!名前言えって!!」 「……やーだし、何で言わにゃーならんのよ。初対面で命令口調とかねーわー。今まで何習ってきたんでちゅかー?その頭に詰まってんのはカニミソかて」 「なっ!!」 絶句する転入生。その後ろで副会長達も絶句しとる。けんか腰のオレが珍しいんだろね。 転入生が嫌いってのもあるけども今オレ転入生にジェラッてるから。 会長とんないでよ [*前][次#] [戻る] |