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いっぱち物語(仮)

「……………………は?」

「……………………はぁぁ?」

瞬くインチョー。顔面をこれでもかとしっちゃかめっちゃかにするオレ。臨海学校て、何それ?何の話してんのかわからんちん。

「……………………は?」

「何ゆってんべ、インチョー?んなもんオレ企画してねーし、次は二学期の文化祭だぜ?大体オレ、夏休み入ったらバイトすんだけど」

「バイトは禁止だ」

「許可もらった」

うそだけど。

「おかしいな、うちの者にそう聞いたんだが」

「そう聞いた、って…誰が言ってたんだろ?」

「?………………あ。金本先生」

「金本………!!」

No.1か!!






今現在、廊下にはオレの足音が高々と響いてる。ガツガツみたいな。それだけで今のオレの荒々しい心境が見て取れるのか、廊下に出ている生徒達が道を開けてくれる。サーセン。

「失礼!!」

スパンッ!!と扉を勢いよくスライドさせると目当ての人物を探す。いた!

目的のヤローは座ってケータイいじってたみたいで、音に反応してオレの方見てる。足音鳴らしてそこに向かうと、オレは机を思っきし叩いた。

「ちょっとセンセーあんたどーゆー事よ?臨海学校とかオレ企画してねーんだけど!仕事しねーならしねーなりに大人しくしててくんねーかな?顧問の業務内容に立案は含まれてねーっしょ!それは生徒会役員の仕事なの!余計な事してんじゃねーよ!!」

静まり返る職員室内。目を丸くする先生方。とNo.1。息を荒くするオレ。

失礼は承知だ。胸倉を掴まなかった事を褒めてもらいたいぐれーだし。ちゅーか殴んなかった事を?

ジミーの事に気を取られて掲示板全体を見てなかった。も一回見てみたら一枚の貼り紙。臨海学校の案内だ。顧問の認印も捺された正式なそれに、急いで生徒会室に行って確認を取ると、それだけだった。何にも進行してない。立ち上げるだけ立ち上げて丸投げかよ!オレにやれってのか!

「落ち着けイッパチ。金本先生、どういう事ですかね?」

「……クマさん」

あれま、いたのね。だよね、職員室だし。頭に血が上り過ぎてたみたいだわ。クマさんの顔見たらちょっと落ち着いてきた。ハッとしたよーにNo.1が口を開く。

「一、テメェ教師にんな口利いて―――」

「話を逸らさんでくださいよ。どういう事か、と、聞いてるんですよ。金本先生」

あ、No.1ちょービビってる。わかるわー。今のクマさんプレッシャーまじパネェwww

「ど、どういうも何も、役員が提出してきた草案に判を捺しただけですよ」

No.1の声が震えてるのなんてどーでもいい。今、チョー耳疑ってんスけど。

役員が?何それ?

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あきゅろす。
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