いっぱち物語(仮)
8
「で、ここに来た、と」
「いーじゃんカレー食わせろよー!得体の知れん血の入ったカレーとか食いたくねーし!ぜってー不味いって!あ、オレだっくだくに入れて!むしろカレーオンリーで!」
「飯も食え!ったく、ついさっきクマ先生に頼んだばっかだぞ。クルルァ!肉ばっか取んじゃねー!」
「うっせうっせ!ジャガイモ食ってろ、筋肉デーーブ!」
「んだと、こんなるぁ!表出やがるぇ!ぶっ殺してやるぁあ!おお゙!」
「ちょ!副主将落ち着いてください!イッパチ君も人参も食べて!」
「副主将!巻き舌止めてくださいよ!あんた如何にもあれなのに、そんな凄んだら余計にあれにしか見えねー!」
「『ヤ』が付きます的な(笑)『ク』が続きます的な(笑)」
「『ザ』続けたるぁ、テメェの面ァ今日が命日だと思えやるぁぁぁぁあ!」
「ちゅーか、ここもー表なんだけど(笑)バカ丸っと出てんだけど(笑)」
「おるルるぁぁあぁぁぁぁあ!」
「後輩!おめー等も手伝え!」
教師のカレーは生徒から分けてもらう事になってるから、クマさんとは一旦離れましたよ。もじゃに絡まれそーになってたけど、ダッシュで逃げてたw笑かすwオレも絡まれそーになったwダッシュで逃げたw笑かすw
サムの班はオレ親衛隊、ちゅーか柔道部で固めてあった。よかった、オレ一人じゃヤベー。部員3人掛かりでやっとサムの機動力が弱まったし。デコに「肉」って書いてやろーかw
「マジひでーもぐもぐ。クマさんともぐ分かれたからさー、もぐもぐサムが気をつけれっちゅーからもぐもぐもぐもぐこっち来たのにーもぐもぐもぐもぐもぐもぐ」
「柔道家にとって、食いもんの恨みは鬼より恐ろしいんだよ。ごっくんして喋れ」
「もぐもぐごっくん。コーハイ君、ウーロンちょーだい」
ぷはー、ゲェッフ。失礼。美味かった。
「ごっさん!んじゃーオレ行くしー、フリータイムエンジョイしてちょんまげー」
みんな口々に「お疲れさんーッス」ってゆってくれる。
「見回りか?いざっつー時は玉ぁ潰す勢いで蹴り上げろ」
「ラジャ!潰す!」
生徒会役員は風紀委員と一緒に見回り。行事でハイになって、羽目外すやつはいるからね。さっきのサムの忠告もあるし、何かある確率は高い。教師であるクマさんばっか連れ回すのも悪いし、風紀と組も。むざむざ襲われんのはまっぴらッスわ。
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