いっぱち物語(仮)
7
「クマ先生が居るなら大丈夫だとは思うけど、お前も気を付けろよ」
「んー?オレも狙われてたりすんの?」
「それはわかんねぇが、念の為だ。転校生に対する態度は評価されても、信者に対する態度は割と辛辣だからな、お前」
「あーねあーね、ついね、しゃーねーじゃん」
「しゃーなくても過激派の奴等の最終結論は制裁しか無ぇからな、く・れ・ぐ・れ・も!気を付けろよ!複数で来られたらテメェみてーなへなちょこ、一溜まりもねんだから。クマ先生もイッパチん事見ててくださいよ」
「張り付いてろと?教師として引率があんだが」
「やれる範囲でいいんで。まあ、これ付けててもクマ先生なら出来ますよ。よ!出来る男!」
「よ!やれる男!」
「知ってる。了解。」
イエーイ!サムとハイタッチしてたらクマさんがため息吐いた。バーローw
ええ匂いがしてきましたわ。
カレー作りはなかなか順調だった。怪我するやつもいたけど、手慣れてるやつもいたし。
一学年の一班ずつ、計三班でグループ作ってのカレー作りは、概ね交流もできてるし成功みたいだ。この企画押し進めちゃったオレ、マジ天才じゃね?マジ神童じゃね?
ちゅーか親衛隊問題もあるから、生徒会は生徒会で班組んでたのに余計なもんが居るしー…
カレー製作ちゅー、あのもじゃは見事なまでに態とらしードジっ子っぷりを発揮してくれやがった。皮を剥けば指を切り、材料切っても指を切り、紙皿触って指を切り、出血多量で死ねよ!と思いもしましたが、そこは貝のように黙してましたぞよ、私、ホホホ。………………………………………………死ねよ!(泣)
その傷を誰が舐めるかで悶着あって、味見で舌火傷したからって、その舌も誰が舐めるかで悶着あって、くだんねー事で争いやがって…
会長の馬鹿ちんこ!
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