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いっぱち物語(仮)
17
「テメェ…星輝にんな口利いて、ただで済むと思ってんのか」

「……かいちょ」

あー…なんかやっぱショック。会長にマジで凄まれたの初めてだわ。ガチで。

地を這う声ってこーゆーのをゆーのね。目からビーム出そーwってフザケても気分アガんねー。

「…かいちょ、ねー、お仕事しよーよー。代理印があるにしたってオレ一人でやるには限界あるってー。誰が処理したか記録には残んだかんさー」

「何が言いてぇ」

「わかってんしょ?風紀が本格的に動いたらお手上げよ?リコールとか言われたらどーすんの?会長、会長じゃなくなるんよ?」

生徒会は風紀を、風紀は生徒会をリコールする権限を持ってる。つっても気にくわないから、はいリコールってわけにはいかない。その際には全校生徒の3分の2の署名が必要だし、教員の過半数の承認が必要になる。でもこれはツートップの場合。

一般生徒が生徒会か風紀をリコールしたい場合、風紀を除く各委員会長と教員の過半数の承認が必要。

「会長、お仕事しよーよ。会長が会長じゃなくなるなんて、オレそんなんヤだよ」

「何言ってんだよ!お前がセ、セフレ…とか連れ込んでるからこいつ等ここに来れないんだろ!」

「だぁってろよ、ッゼーな。なーにが『セ、セフレとか』だよ。カマトトぶってんじゃねぇぞ。テメーのケツに張り付いて鼻の下伸ばしてるムッツリ共が、んな殊勝な玉かよ」

ヤベっすわ。オレちょい限界。

「大体そいつ等に何吹き込まれたか知んねーけどオレ、セフレとかいねーから。連れ込んだ事も無いから。そいつ等のイカ臭ぇちんこの方がよっぽど学園の風紀乱してんだけど。」

実際オレ以外の生徒会メンバーはそれなりに遊んでる。今は知らんけど。右手よりダッチワイフ。ダッチワイフより自分に尽くしてくれる人間。まー、当人同士割り切ってたから、それも有りだと思うよ。

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