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いっぱち物語(仮)
16
「印南がズリネタじゃねぇのか?」って聞かれたけど、できるわきゃねー。想像しただけで、ハズいやら気絶しそうやら、鼻血が出たときはビックリしたもんですよ。興奮して鼻血て中坊でもせんわ!

あ、やべ、今ちんこピクンてした。ついさっきのクマさんとの所業を会長で想像しちゃった。ソークール、色即是空、空即是色…

「?なんで猫背になってんの?お前」

「聞かんといて」

静まれマイサン!!







とかなんとかダベりながら生徒会室行ってたら、中がなんか騒がしい。

あれまあれま、やだよやだよやだよー。これあれだべ?この耳障りなキンキン声、頭に浮かんだのはもじゃもじゃ。とその仲間。

「クマさーん。ガソリン持って来いや」

「わかった。と言いてぇが、流石にマズい」

クマさんとえろえろしてる間に、Gばりに不愉快なもんが生徒会室に入りこんでる。まー、入らんわけにもいかんのだけど…ちゅーか、オレ臭い大丈夫かしら?精液的な。

観音開きになってる扉の片方を開けて中に入る。

「あー!ハチ!お前仕事サボってどこ行ってたんだよ!!」

「っぜぇなクソビッチ。サボってんのはそこの奴らでしょ。ちゅーかここ、部外者立ち入り禁止なんだけど。邪魔だからどっか行って」

「なっ――あなた!星輝になんて口を!」

「信じらんなーい!謝んなよー!」
「謝んなよー!」

「……謝れ」

「こっちのセリフなんだけどー。お前等のきったねーケツ拭いてやってんのオレよ?土下座しろよ。仕事しねーなら出てけ」

みんな目を見開いて口をパクパクしてる。反撃されるなんて思わんかったんかい。そりゃーオレからかったりはあるけど、基本的に暴言を吐いたことねーから、食堂でのもじゃ宮との初会合に続いて未だに信じらんないんだろう。

オレは聖人君子じゃねーし、偽善的でも善人じゃない。謂われのない敵意を向けられて「それでも生徒会の仲間だ。きっといつか分かり合える」なんてゲロ吐きそーな事これっぽっちも思わない。

ぶっちゃけ、こいつら嫌い。嫌いになった。

「ひ、酷いよ、ハチ…俺のことはともかく、こいつらのことまで悪く言うなんて……最低だ!謝れよ!今なら許してやるから!」

「死ねよ」

鼻をぐすぐす鳴らしながら言う様は他の奴らからしたら庇護欲を誘うんだろーけど、オレからしたら「何その三文芝居?」だ。だって涙出てない。お為ごかしなセリフもイライラする。結局は自分に謝れってんでしょ。なーにが「俺のことはともかく」だよ。クソッタレ

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あきゅろす。
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