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いっぱち物語(仮)
17
「グェッ!」

洋式の便器に倒れ込み、貯水タンクで頭を打った。

痛いやら苦しいやらでゲヘゲヘいーながら蓋が閉まっててよかったと、何かもー頭が混乱してるわ。

カチャンと鍵を閉める音。と、いきなりベルトを掴み上げられる。ケツがいきなり浮いて、顔面がタンクにぶつかりそーで、慌てて手をついた。……勢いよくついたから手の平がちょーイテーわ。

ちゅーかクマさん時はよかったよ。同意だしね。でもまさか、再び腰パンを恨む事になろーとは。しかもガチ。

ゆとりのあるズボン、っちゅーかパンツの隙間からフレッシュのごつごつした手が侵入してきた。

「うおっ!!ちょ!おま!テメー!」

「先に嫌がらせして来たのはアンタだろ…ふざけんな…」

「テメーがふざけんなし!!先に散々言ってきたんはオメーだろーが!!触んな!!」

マジこいつ頭イカれてんじゃねーの?今までの自分の言動覚えてねーんかい!!

体制がヤバい。今だベルト持たれてるせーでバランスが取りづらい。顔面潰れねーよーにタンクにしがみついて、半ば四つん這いになった格好に、足の間に体を入れてるせーで蹴っても殆どダメージにならない。ムッとはしてるみたいだけど。ちゅーかこの体制で蹴り入れると、どーしても踵でフレッシュのケツやら腿裏ぐらいしか蹴れない。その度に前にぐいぐい来て、オレの足の間に居る奴のちんこがケツの穴やら会陰付近にぐにぐに押し付けられる。

「キメェんだよ!!ちんこ押し付けんな!!」

舌打ちが聞こえた瞬間、指が穴に挿ってきた。

「い゙グッ!!」

咄嗟に尻穴を締め付けたが、無理に挿れよーとしてくる。そんな頑張りはいらん!!

まー尻穴だかんね、濡れるわけがない。中々挿んない事に焦れたのか、また舌打ちすると抜いた指を舐めだした。

いやいやいや。オメー、それオレのケツにカンチョーしてた指っしょ?は?正気?

再び挿ってくる指。でもさっきよりゃーマシって程度で引き攣る痛みは変わんない。広げるよーに入口付近をぐにゅぐにゅ掻き回してくる。

「…っ…っ…っ!」

声出すのが嫌で、歯を食いしばる。困った事にオレ、ケツ穴で感じちゃう人だかんね。こいつに弄られても感じるとかビックリだわ。しかもクマさんに任せっぱじゃいらんねーと思って、自主的にアナニーをしつつ開発してたのが仇になったとか。ちゅーか入口で感じるオレって男として終わってる?

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