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いっぱち物語(仮)
15
「つーかお前どういうつもりなわけ?意味無く周り煽ったわけじゃねぇだろうな?」

因みに今は教室。オレとサムの席は前後だから、顔を寄せ合ってヒショヒショ話してる。だって、ねぇ?

「はーい?オメーバカにしてる?オレん事バカにし過ぎじゃね?」

「だったら理由は?さっさと言え。まじクソ苛つくな」

「…ムカついたからだよ」

「は?」

「だーから、ムカついか・ら!」

「ムカついからあんな騒ぎ起こしました」なんて声を大にして言えねーっしょ。

そー、なんて事無い理由だったんだわ。こっちの気も知らねー、考える気もねー、なのにもじゃ宮に乗せられて我が儘聞いて、何かオレ一人が仕事すんのが当然って流れになってて、状況を大して把握してねー周り連中も何だかんだもじゃ宮達の言葉真に受けてこっちを不安そーに見てくる。仕事してくれ、と訴えるオレの姿なんかポーズだとでも思ってんのかい!

だからこそムカつきに任せてのあの所業なんスよ。これを見て、オメー等で判断せろってゆー。

聞いた後でサムは呆れた顔をした。

「…オメェ、面倒くせぇわ」

ほっとけぃ!

一応と注意された事は、表面上はあんま変わり無いかもだけど、水面下ではオレに不満を持つ奴等は居るって事。もじゃ連は言わずもがな、ってやつ。使ってみたかった。言わずもがな。「虐められねぇように一人になんな」って釘を刺された。

「んじゃー便所行くから着いて来てー」

「連れションとか女子か」

男子だバーローw





放課後の部活の為に寝る、とサムは寝ちまいやがった。ダッシュで行ってダッシュで帰って来いって。ダッシュダッシュってチャックで皮挟んだらサムも同じ目にあわせてやる。

頭ん中で恨み言を吐きながらションベンしてたら人が入って来た。

「あ」

「は?」

声に出入口を見ると、何とゆー事でしょー。

フレッシュやん!

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あきゅろす。
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